会報第142号を発行しました

5月28日、会報第142号を発送しました。

通常版(紙)

主な内容

  • 来年度から始まるデジタル教科書
    国が提供するクラウド版ではWi-Fiつけっぱなしの恐れ
    ダウンロード版の提供求める署名

  • 親子の健康を奪った電磁波について知らせたい

  • 送電線の電磁波がミツバチの活動に悪影響
    チリの研究 屋外と研究室で調査

  • 携帯電話の通話長いと高血圧リスク増加
    中国の研究

  • 温故知新 シリーズ「あの頃こんなことがあった」(9)
    山口県阿東町嘉年の闘い
    山陰の古戦場城跡に50万V高圧線を計画(下)

  • KDDIが国内初の埋設型5G基地局

  • スマホの出力アップ方針、6月5日まで意見募集中

  • 大磯町の要請文へ携帯各社が回答

  • ストップ・リニア!訴訟が結審 判決は7月18日

  • 真の意味でのデジタルリテラシーを身につけることで、
    電磁波との付き合い方にヒントがあるはず

  • 電磁波問題市民研究会 2022年度活動報告

  • 各地の取り組み

PDF版

 


会報第141号を発行しました

3月26日、会報第141号を発送しました。

通常版(紙)

主な内容

  • 「細く長く広く、過敏症問題を訴えていきたい」
    伊勢崎市で25回も学習会を続けています

  • 稼働後の基地局を撤去に至らしめた経緯と結果

  • 医療機関のWi-Fi整備で総務・厚労両省からヒアリング
    「助成金・補助金を出す予定はない」

  • スマートメーター拒否したら、内容証明文書で「電気止める」
    関西電力送配電の暴挙に鉄槌

  • 楽天、ほぼすべての5G基地局からミリ波
    携帯4社中最多の設置

  • 温故知新 シリーズ「あの頃こんなことがあった」(8)
    山口県阿東町嘉年の闘い
    山陰の古戦場城跡に50万V高圧線を計画(中)

  • iPhoneのWi-Fiとブルートゥース「未接続」にご注意

  • 新型コロナ感染症 2類を5類に引き下げる愚

  • 各地の取り組み

PDF版

 


会報第139号の主な記事

2022.11.27発行

ICNIRPに批判的な研究者による新たな国際委員会「ICBE-EMF」
現在の国際指針値では市民を守れないことを示す論文

山口みほさん(久留米大学非常勤講師、電磁波研会員)

 電磁波の国際指針値を定めているのが「国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)」です。ICNIRPは世界保健機関(WHO)の協力機関に位置づけられていますが、ICNIRP自体はWHOのような国連機関ではなく、ドイツに登録された非政府組織(NGO)に過ぎません。多くの国が自国の電磁波規制値として、この国際指針値を採用しています。日本の規制値も(国際指針値よりやや緩いですが)ほぼ同じです。日本だけでなく、欧州を含む世界中の多くの国々の市民が、ICNIRP国際指針値と同じである自国の電磁波規制は緩すぎる、と批判しています。
 日本の総務省はICNIRPを「中立の非政府機関」だと紹介しています[1]が、実際は産業界からの資金で研究を行っている利益相反の研究者が多いこと(会報第125号参照)や、ICNIRP委員らが関係する研究ばかりを根拠に指針値を決めていること(会報第137号参照)などから、ICNIRPは中立ではないと批判されてきました。
 昨年、各国の研究者らがICNIRPに対抗して、新たな委員会「電磁波の生物学的影響に関する国際委員会(ICBE-EMF)」を発足させました。そして今年10月、同委員会による論文「FCCおよびICNIRPによる高周波放射の曝露限度決定の基礎となる健康上の前提は無効であると科学的証拠は示す:5Gにも波及」が学術誌『Environmental Health』に掲載されました。つづきを読む

ICNIRPへの新たな挑戦
マイクロウェーブ・ニュースによる解説

 前の記事で紹介されている新たな国際委員会ICBE-EMFについて、英国の老舗の電磁波問題ウェブサイト「マイクロウェーブ・ニュース」による解説を紹介します。[ ]は訳注。出典:New Challenge to ICNIRP【訳・網代太郎。訳のアドバイス・山口みほさん】つづきを読む

人工衛星による新たな携帯通信サービスが開始

 人工衛星から受信した電波によってスマホでデータ通信ができる新たなサービスが始まりました。さらに、追加の機器なしで、普段使っているスマホと衛星の間で直接通信できるサービスも計画されています。

スターリンクがサービス開始
 電気自動車メーカー・テスラの共同創業者で、つづきを読む

イタリアの裁判所が、携帯電話をがんの原因と認める

 イタリアのトリノ控訴裁判所は、長時間の携帯電話使用によって聴神経種を発症したという男性の訴えを認めた第一審の判決を支持し、男性への補償を命じる判決を11月2日に出しました[1]。
 男性は、ヴァッレ・ダオスタ州の企業で専門技術者として働きました(63歳、現在は退職)。 つづきを読む

フランス、牛への影響調べるための基地局停止判決が上級審で取消し ⇒ 農家が実力で基地局を停止 ⇒ 牛が元気に

 フランスで牧場の近くに携帯電話基地局(4G)が設置されたところ、設置後数日で乳量減少や牛の死亡などが起こったため、酪農家が提訴し、裁判所は基地局を一時停止して専門家に調査させるよう命じる判決を出しました つづきを読む

温故知新 シリーズ「あの頃こんなことがあった」(6) 熊本市御領地区の携帯基地局問題(下)

熊本の状況
 「ネットワーク熊本」の御領(ごりょう)と沼山津(ぬまやづ)以外のその後ですが、水前寺公園近くの新大江地区は当初の予定地計画が凍結され、その後別の場所に移して基地局は建てられました。菊陽町ひばりが丘は凍結されたままです。山鹿市はここも当初の予定地は凍結され、その後場所を移して基地局が建てられました。

「九州ネットワーク」の旗上げ
 こうして御領と沼山津を頂点とする苦闘を基盤に,2000年11月26日、「中継塔問題を考える九州ネットワーク」が結成されました。つづきを読む

NHKバラエティ番組が「意外な妨害電波」発生源を紹介
太陽光発電システムなど対策の不十分さ浮き彫り

 NHK総合テレビで10月20日に放送された「所さん!事件ですよ」で、私たちにとって身近な物も含む意外な物からの電波が電子機器の正常な動作を妨げたりする事例が紹介されました。いわゆる電磁障害(EMI:Electromagnetic Interference)の問題などを取りあげた番組であり、電磁波によるヒトへの影響については、一切触れられませんでした。それでも、興味深い内容でしたし、番組が明らかにした電磁障害への対策の不十分さは、ひいては私たちの健康に影響する恐れがあるのではないかと、筆者(網代)は考えました。つづきを読む

各地の取り組み


電磁波問題市民研究会 定例会

 当会の1カ月の活動をご報告し、参加者による意見交換、情報交換を行います。
 また、参加者からのご質問にお答えしたり、ご相談に対して参加者全員で対応策を検討します。
 事前のお申込は不要です。当日直接会場へお越しください(資料代等500円前後)。

日時(毎月第3水曜日18時半)/場所:
2023年9月20日(水)18時半/文京シビックセンター4階(障害者会館)会議室B
2023年10月18日(水)18時半/文京シビックセンター4階(シルバーセンター)会議室A
2023年11月15日(水)18時半/文京シビックセンター4階(シルバーセンター)会議室A

文京シビックセンターへのアクセス(文京区のウェブサイト)

 新型コロナウイルス感染症の流行状況等により中止になる場合もあります。このウェブサイトで最新情報をご確認のうえ、お越しください。


会報第140号を発行しました

1月29日、会報第140号を発送しました。

通常版(紙)

主な内容

  • すぐ脇に設置された基地局で深刻な体調悪化 こだわり抜いたマイホームも手放す

  • 東京都で新築住宅の太陽光パネル「義務化」されても拒否は当然可能

  • 関西電力エリアでもアナログメーターを継続使用へ

  • 関電「電波を一切出さないスマートメーターは用意していない」 個別にメーターから通信部品を外して対応か

  • 私の電磁波過敏症発症に基づく考察

  • 温故知新 シリーズ「あの頃こんなことがあった」(7)
    山口県阿東町嘉年の闘い
    山陰の古戦場城跡に50万V高圧線を計画(上)

  • 各地の取り組み

PDF版

 


Verified by MonsterInsights