各地の取り組み

大宮の居住用マンション内に5G(ミリ波)使用

 さいたま市の大宮駅から徒歩5分の位置にある25階建て居住用マンションに、楽天モバイルが「5Gアンテナ2本」を建設する提案を行い、昨年12月の臨時総会で賛成可決されました。提案によると、マンションの1階吹き抜けロビーの天井裏に隠匿タイプのアンテナが2基設置され、電源装置等は地下に設置されます。アンテナ二つのうち、一基は「サブ6帯」(6GHz以下)で、もう一基は「ミリ波帯」すなわち28GHzです。
 相談者の居住者は、3月21日の電波試験発射の際、胸痛、頭痛、耳痛、鼻の痛み、目がモヤモヤ、等の被害があり、痛みで動けないなりました。動けるようになってから管理人室に行き、電波停止とアンテナ撤去をお願いしました。楽天は「総会で決まった」ことを楯にしています。
 4月27日に私は「話し合い会」(勉強会)に呼ばれ講演しました。驚くのは、どうして居住用マンションに「28GHz(ミリ波)」アンテナを付けたのかということです。28GHzは強力で「完全自動運転」とか「業務用IT職場」とか「鉱山での複数の無人大型ブルドーザーを一人の操作者が操作する」といった特殊なケースで使うものです。それがどうしても理解できません。後発でしかも携帯事業で赤字続きの楽天があせりから始めたように思えます。【大久保貞利】

LED照明で体調不良 2030年に義務化?

 有機農業を営むBさんは店舗内のLED照明で体調が不良になります。それなのに最近ではどこの店でもLED照明ばかりになっています。LEDの元になっている青色LEDですが、LEDは直進性が強く、まぶしさが目にはやさしくありません。またLEDの周辺機器は粗悪なものがあり、電磁波が強く出る傾向があります。
 政府は2030年にLED照明を100%化する計画です。白熱灯や蛍光灯など多様な選択肢を消費者に残すべきです。【大久保】

隣に太陽光発電のアパートが建つので不安

 神奈川県に住むCさんの隣に2階建のマンションが建つ予定ですが、太陽光発電を使う予定です。Cさんはシングルマザーで母と子の3人で住んでいます。Cさんは電磁波過敏症(ES)なので太陽光発電に不安を感じています。しかも電磁波が強く出る部分と言われているパワーコンディショナー(直流を交流に変換する機器)がCさんの家の近くに設置される予定です。どうしたらいいかという相談ですが、「ESなのでパワーコンディショナーから電磁波が出るので、私の家から離れた位置に設置していただけませんかと、穏やかにお願いしたらどうですか」とアドバイスしました。Cさんは「ありがとうございます。アドバイスがなかったら、けんか腰で文句いうところでした」と感謝していました。【大久保】

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