海外情報

(抄訳 TOKAI)
マイクロウェ-ブ・ニュ-ス2001年9〜10月号より

ドイツ放射線防護委員会が「慎重なる回避政策」を支持

□曝露はできる限り最小限にすべき
 ドイツ放射線防護委員会(ドイツ語の頭文字でSSKと称される)は、9月14日発表の報告書で「携帯電話を含む消費者の使用する器具からの放射線(電磁波)量は、できる限り低くしかつラベルに放射線レベルを表示する」よう勧告している。
 SSKのこの勧告は極低周波電磁波(家庭で使う電気器具から出る電磁波)も高周波(マイクロ波/ラジオ波)電磁波も両方対象にし、「人間が長い時間を過ごす場所ではとくに、技術的・経済的・合理的な量で」電磁波の曝露を最小限にするよう求めている。
 またSSKは、健康影響調査も実施も求めている。

□7月にはSSK責任者が「ケ−タイを子供に使わすな」と発言していた
 SSKの責任者であるウォルフラム・ケ−ニッヒは、「親は自分の子供にできるだけ携帯電話は使わせるべきでない」と語っている。また彼は「学校や病院の近くに携帯アンテナは建てないよう制限すべき」とも語っており、そうした考えの人物が責任者であることからすると、今回のSSKの告もうなづける。


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