2002年11月12日に1府5省と交渉

13748名分の署名を提出


<交渉の概要>

□朝10時から夜6時すぎまでのロングラン
 11月12日の午前10時から、衆議院第二議員会館会議室での環境省交渉を皮切りに、1府5省相手に、タクシ−を乗り継いで場所を換えての交渉だったので、参加された方は大変だったと思います。
 中身はなかなか良かったと思います。それは第一に、全国から集まった、1万4千人に近い署名の重さを背景に交渉したこと。第二に、内閣府(総理大臣あて)・文部科学省・経済産業省と、いままで接触しなかった府省と交渉をもったこと。第三に、電磁波過敏症の会員、送電線問題に取り組む会員、携帯中継基地局問題に関わる会員が、それぞれ資料を示しながら省庁担当者に直接訴えたこと。第四に、対応の悪い省もあったが、概して私たちの主張を聞こうとする姿勢が相手側にあったことです。

□署名にご協力くださった皆さん、ありがとうございます
 今回は「省庁あて要望書署名」と「衆参両議長あて請願書署名」のうち、前者の署名を省庁に分けて提出しました。その数は13748名で、そのなかで、当研究会で集めたのが7083名、中継塔問題を考える九州ネットワ−クが6665名です。(11月12日以降集まった分は別の機会に提出します)。
 今回署名のお願いをして感じたことは、全国の会員の皆さんのパワ−の強さです。一度に大勢集めた地域、一人で何回も集めてはそのたびに郵送してくれた人、一名分の署名でもそこにあたたかい文面を添えて送ってくれた人、などなど、本当に感謝したい気持でいっぱいです。あらためてお礼申し上げます。

□衆参両議長あて署名は年明けに提出予定
 署名は11月末をもって区切りとします。「衆参両議長あて請願署名」は、来年の2月頃に、中継塔問題を考える九州ネットワ−クの方々と一緒に提出する予定です。
 現在、当研究会に集った「衆参両議長あて請願書署名」は5022名分です。
 企業よりの日本の省庁の政策を、国民の立場に立った予防原則を柱に据えた政策に転換させることは、容易ではありません。しかし、誰かが要望していかねば転換しません。

今回の交渉設定は、原陽子・衆院議員のご尽力で実現しました。霞ヶ関界隈を走り回ってアポイントをとって下さった、政野あつこ・政策秘書に感謝します。


<省庁側出席者>

【環境省】署名2000人分提出
鷲見学:総合環境政策課環境保健部環境安全課保健専門官
堀裕行:総合環境政策課環境保健部環境安全課内分泌撹乱化学物質対策係
奥村厚生:総合環境政策課環境保健部環境安全課環境専門員

【文部科学省】署名2000人分提出
猪村篤:スポ−ツ・青少年局学校健康教育課学校保健係長
松岡靖樹:大臣官房総務課法令審議室審議第3係

【総務省】署名3748人分提出
志賀康男:総合通信基盤局電波部電波環境課長補佐
伊藤博輝:総合通信基盤局電波部電波環境課生体電磁環境係長
山村和也:移動通信課長補佐
渡辺喜久:移動通信課第1業務係長

【内閣府】署名1000人分提出
今村直康:大臣官房総務課専門官
坂本則夫:大臣官房総務課係員

【厚生労働省】署名1000人分提出
小林秀幸:健康局生活衛生課長補佐
加藤誠実:同総務課課長補佐

【経済産業省】署名4000人分提出
田中英治:資源エネルギ−庁原子力安全・保安院電力安全課技術班長
真木農:資源エネルギ−庁原子力安全・保安院経済産業技官


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