携帯中継基地局鉄塔が18号台風で倒壊

琉球朝日放送が放映、携帯会社の「アンテナ不倒壊神話」はもろくも崩れた

□2004年9月6日の『ステ−ションQ』で放映
 携帯中継基地局アンテナ(鉄塔型と屋上アンテナ型)は電磁波を出すだけでなく倒壊の危険性もある、と多くの住民から指摘されてきたが、その都度、携帯会社は「強度計算は十分になされており、倒壊の可能性はない」と断言してきました。ところがそんな“不倒壊神話”をものの見事に打ち砕く事実が起きました。
 9月6日(月)午後6時開始の琉球朝日放送報道番組『ステ−ションQ』の中でアナウンサ−が「(台風18号の影響について)一方、南風原町ではビルの屋上にある携帯電話のアンテナの鉄塔が倒れました。」と語り、右の映像とビルの映像が数秒ですが放映されました。

□沖縄県南風原町字宮平地区
 事務局で琉球朝日放送の番組担当者に問い合せたところ、「現場は那覇市の南東に位置する南風原町(はえばるちょう)字宮平地区の国道沿いのビルです。」と教えてくれました。
 台風18号は大型の台風で地域によっては風速60mと観測史上に残る強風が吹きました。ところが台風に慣れっ子の沖縄のその担当者は「沖縄では事前に言われた程の台風という感じはしませんでした。」と語っていました。
 それはともあれ、携帯中継基地局が倒れた事実を携帯会社は重くみるべきだし、建設の際は基地局周辺住民の声を十二分に聞くべきです。住宅地での基地局建設は危険であるという住民の訴えは正しかったのです。


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