携帯電話基地局周辺住民健康データ収集にご協力を!

 私たちが住む仙台市内の携帯電話中継基地局周辺では、すでに頭痛・耳鳴り・不快感などの体調不良を訴えている方が複数出ています。
 海外のニュースでは、外国の調査機関発表で基地局周辺にさまざまな健康異変が現われていることが報じられています。たとえばフランスの国立応用科学(アプリケ)研究所のデータでは基地局から300m以上離れた住民と以内の住民を比較すると、10m以内・100m以内・200m以内・300m以内で頭痛・性欲減退・疲労感等々の健康障害が出ていることが報告されています。
 日本でも調査が実施されれば同様のデータが出てくることは推測されます。だが行政機関はそうした内容を公表しません。
 そこで私たちはまず市民たちの手で健康被害の実態をできる範囲で調査し、その内容を総務省や環境省など国の省庁に示し、行政機関の責任で疫学調査を行なわせることが必要なのではないか、と考えました。自分たちの地域で健康調査をすることはけっこう大変な作業ですが、多くの人に電磁波の問題を訴えるための貴重な資料になりますし、それを寄せ集めれば全国の状況把握にも役立ちます。

 とりあえず、以下を全国の皆様に提案いたします。
◆すでに健康調査・アンケート・聞き取り等を行なった人(地域)はそのデータとその際の経験とアドバイスを送ってください。
◆これから調査をしようと考えている人(地域)はご連絡ください。
◆基地局周辺に住んでいて個人的に「なにかおかしいな」となんとなく感じたり、気づいた人は、どんな些細なことでもけっこうですから情報を送ってください。
◆送っていただいた調査結果は集計でき次第、情報提供者にご報告いたします。
 その他にわかっている範囲でいいですが、「基地局の規模・出力」「運用開始時期」「症状に気づいた時期」「居住地の種類(住宅専用地域か、高層住宅混在か等。周辺地図を送っていただけるとなお可)」「基地局からの距離」(距離内の全住民数と有症者数がわかればもっとよいです)「その他」も送っていただけると幸いです。
 なお、同じ内容を総務省にも問題意識をもたせるため送りましょう。

連絡先:くらしと電磁波を考える会
〒980-0014 仙台市青葉区本町2丁目8−15
仙台サポートセンター レターケース NO.99


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