<海外情報>

(抄訳:TOKAI)

米軍が群衆の撃退用マイクロ波兵器をイラク戦用に開発

ワ−ルド・トリビュ−ン・コム
2005年2月3日

 米軍はイラク戦争用に非致死マイクロ波兵器を開発した。マイクロ波兵器は「シェリフ」と名付けられ、1キロメ−トル内の目標に対してミリ波(訳注:ミリ波もサブミリ波もマイクロ波と呼ばれる)電磁波を発射する。通常は車に積載され、移動がしやすいようになっている。この兵器は「奪行動システム」(Active Denial System)と名付けている。
 この電磁波を浴びると皮膚が焼けるので、暴動群衆を蹴散らすのに有効である。イラクの都市住民暴動対策として、2005年9月に配備されるであろうと軍関係者は語っている。
 イラクのスンニ派反乱軍によるロケット弾等の襲撃が民衆暴動に紛れて行なわれていることに対する対策として、この兵器は使われると軍関係者は言っている。この兵器は米陸軍と米海軍によって当面6台配備される予定だ。シェリフ用の車両は当面つくらず、既存の装甲車に積載する。米空軍基地等でも使われる方向だ。


会報第34号インデックスページに戻る