□2回目の学習会を行う
佐賀県有田町のドコモ基地局建設を巡る住民たちの取り組みは、ますます燃え上がっています。2006年3月15日に当会から講師を呼んで学習会を開きましたが、さらに住民たちは、2006年4月17日にも、講師を呼んで2回目の学習会を持ちました。2回目の学習会には、町会議員数名と町当局者も、私人として数名参加しました。
□町長名で工事再開しないように公文書を出す
当初は、歯科医院長が中心に反対運動が進められてきましたが、現在では、工事強行したら実力でも座り込むという人たちが、何人も現われています。
こうした状況下、2006年4月25日には、佐賀県有田町長の名前で、ドコモに対し「貴社におかれましては、今回の中継塔建設に対して地域住民の理解が得られるような誠意ある取り組みと地域住民に理解が得られるまで工事の再開をなされないよう申し入れます。」と公文書が送られました。これは画期的なことです。
□説明会に教育長も参加
さらに、2006年5月11日に開催されたドコモの住民説明会には、佐賀県有田町の教育長と学校長が出席しました。教育長がこうした場に参加したのはおそらく日本で初めてでしょう。
これまでは威勢のよかったドコモ側は、こうした住民パワ−の盛り上がりに押されたためか、説明会では“借りてきた猫”のようにおとなしかったそうです。
佐賀県有田町は磁器の製造で有名な町ですが、中心メンバ−たちのたいへんな努力で、短期間のうちに、ここまで運動は盛り上がってきました。
この状況に油断しないで、さらに住民たちの団結力を高め、ドコモを包囲する取り組みを進めていっていただきたいと思います。