最近のIHクッキングヒーターでも磁場漏洩が多い

□測定器によっては低く出るらしい
 ある人が電磁波測定器でIHクッキングヒ−タ−を傍で測ったが、0.1〜0.5ミリガウスしか測定されませんでした。その人が言うには「電気メ−カ−はWHOの環境保健基準が出るのを予想して、ここ1年前位からIHの磁場を抑える技術改良に取り組んでいたという話を聞いている。それでこんなに低くなったんだろう」というのです。この内容が、電磁波問題に取り組む仲間にメ−ルで流れたのです。

□電力周波数帯対応測定器ではだめ
 すぐに、別の人から、次のような反論がきました。「最近のIHは20〜30キロヘルツが中心で、それより高い周波数帯を使う製品もある。50ヘルツ・60ヘルツの電力周波数帯対応の測定器だと測定しにくい」と。
 結局、最初にメ−ルを流した人が前言を撤回したので、やはり「IHクッキングヒ−タ−からは磁場が相当高く出る」ことで落ち着きました。


<会員から送られてきた投稿>

こんにちは。私は、今オ−ル電化住宅に悩まされています。
シックハウスから電磁波を感じる様になりました。
有機野菜を食べ添加物を避け、かなり改善されたのですが、今あらたに体に不調が出てきて、日々ひどくなって来ています。
自宅はプロパンガスなのですが、去年夏から両隣の家が相次ぎ建ち、今年4月頃から朝起きると目がかすみ、起き上がろうとすると体の節々が痛み、寝室に近い方の家が引っ越してきたとたんに、不眠、頭痛、体の痛み、首の痛み、おまけに上腕部には腫瘍が出来てしまいました。
居間に近い家の人は、1週間に2日ぐらいしか来ないのですが、来ている時は動悸がひどく、頭痛もひどくなり、すぐわかります。
この住宅街は14〜15軒ありますが、自宅以外は全部オ−ル電化住宅です。隣人にIH調理器のリスクの本を見てもらいましたが、かえって変な人という噂をたてられる始末です。
せっかく建てた家を安く手放すしかないので、今売りに出そうと手配している最中です。本当に理不尽なことで憤りを感じます。
原発もそうですが、電力会社は人の命をなんだと思っているのでしょうか?
これから、新たな犠牲者がたくさん出ないように祈ります。

主婦(鹿児島県)


<電磁波問題市民研究会の解説>
IH調利器は、家庭の電線(50ヘルツ)より22〜32キロヘルツの高い周波数に変換した電気を加熱コイルに電流を流し、周囲に磁力線を発生させます。その磁力線が鍋の底を通る際に渦電流が生じ、鍋の抵抗でジュ−ル熱を発生させ、鍋を熱するという原理です。言い換えれば、電磁波を開放して使うのですから、強い電磁波が発生するのは当然です。しかも調理器なので、使用中に器具から離れることができないので、強い電磁波をかなりの時間にわたりあびることになります。原子炉を開発したウェスティングハウス社が開発した調理器です。


会報第48号インデックスページに戻る