白熱電球は今後も必要です

 大手電機メ−カ−が相次いで、白熱電球の製造中止を発表しています。日本で初めて電球を売り出した東芝は、地球環境を考えて、少しでもCO2排出にストップをかけるべきとしています。
 しかし、環境問題は総合的視点から考えるべきです。白熱電球は蛍光灯より多くの熱を発散しますが、電磁波の発生量は蛍光灯よりはるかに少ないので、電磁波過敏症の人には優しい照明です。このような少数者に対して選択の機会を奪うのは、環境問題とは何かという根本を踏まえていないと言って、差し支えないと思います。
 いまのところ、メ−カ−たちは、2010年をメドに製造中止するが、一部の白熱電球は製造すると言ってます。ところが経済産業省は、平成12年までにすべての白熱電球を蛍光ランプに切り替えると勧告しているのです。健康問題は厚生労働省の管轄だから、経済産業省は無関係というのでしょうか?


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