<海外情報>

ティ−ンエイジャ−(10代)にとってケ−タイはタバコに代わるものか?

マイクロウェ-ブニュ-ス2000年11・12月号より
(抄訳・TOKAI)

 イギリスの市民団体「喫煙と健康アクション(Action on Smoking and Health)」の責任者クリ−ブ・ベイツ(Clive Bates)とマンチェスタ−大学の疫学者アン・チャ−ルトン(Anne Charton)博士は、「10代(ティ−ンエイジャ−)はタバコの代わりに携帯電話はなりうるか?」と考えている。
 「私たちは、ケ−タイは10代を大人ぶらせ、個人的にも社会的にも反抗的にもさせ、仲間を結びつけ大人になりたいという熱望を満たす商品としてタバコの有力な競合商品になるものと主張している。」と『英国医学ジャ−ナル(British Medical Journal)』の11月4日号に書いている。
 英国の15歳で「1週間に少なくても1回タバコを吸う」比率は1996年が30%だったが1999年は23%に減った。この比率の変化は劇的なまでにケ−タイと関連しているとベイツとチャ−ルトンは書いている。すなわち15歳〜24歳のケ−タイ人口は1997年以来年々倍増し現在は70%を超えた。
 ジェラルド・ハスティングズ(Gerard Hastings)博士(グラスゴーのタバコ管理研究センター所長)は「この考えは推測でしかないがあたっているだろう。子どもたちはタバコを吸うのと同じ社会的理由からケ−タイを使うのに気付くであろう。タバコもケ−タイも“かっこよく"“さまになっている"と見える品だ」とBBC(11月3日)で言った。


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