NTT体育館跡地に巨大無人コンピュータビルが建つ

NTTは地上8階建地下2階と言っていますが、通常のマンションに比べれば、[地上16階・地下6階]に相当する巨大ビルです。
東京都の台東区と文京区にまたがるこの地域は、4〜5年前から数多くテレビで取り上げられ、下町風情が多く残っている街として知られています。平成20年2月28日に突然、この下町の景観を破壊してしまうような建築計画がNTT・東日本電信電話株式会社よりあり、地域住民は環境と景観を必死で守っています。

私たちは普通の生活を望んでいます。

この周辺は「谷・根・千」と呼ばれ、低層の民家が多く、下町風情が残っており、観光客が多く訪れているところです。

先日、町会の一員として、根津神社の「つつじ祭」のお手伝いで、神社境内の警備と売店でおまんじゅうの販売を致しましたが、谷根千マップは午前中の3時間あまりで約3千枚以上がなくなり、売店では休憩する暇もなく7時間半立ち通しでした。如何にこの町が、下町として愛されているかがお分りになると思います。
この辺は工場は無く、大店舗型スーパーもありません。申し訳程度に、中小店舗のスーパーが地域の左右端に3店舗あるだけです。

ここ10年前頃から、大きな道路沿いには高層マンションも多く建ち並ぶようになりました。
大勢の人がマンションに住むのであれば、商店も潤い、区や都に税金も入り、町が活気づき、町会が活性化されます。私が住む町会は範囲が狭く、町会内の世帯数も他町会に比べると一番人数が少なく、町会長も催しなどの人集めに苦労しています。その原因の一つには当町会の中にNTTの土地が占める割合が多いという面もあります。

NTTは、このようなところに、地上8階、地下2階という建物を造るといって、2008年の2月28日に建築計画の説明がありました。
地上8階といっても高さ49m、地下2階といっても深さ17mで、通常のマンションならば地上16階建て、地下6階に相当する大きな建物です。建物の中に入るのがコンピューター、サーバーだけが入り、NTTの人間は15〜20人、もしくは遠隔操作で無人になるとも言っています。それに加えてコンピューターは24時間、365日稼働するとも言っています。住民にとってはただびっくりするだけでした。

平成20年3月20日の2回目の説明会で、建物の輪郭がやっとつかみ始めた後の4月20日頃に、NTTから建築計画の説明会は終了し、5月14日に工事説明会をするということを東京都の紛争課の方から伺いました。たった2回での建築説明会で、なおかつ、1回目の説明会の質問の答えしか出していない状況の中で工事説明会をするというのは余りに横暴ではないか、余りに誠意がないのではないかと思い始めました。
NTTに対し、この思いは今も同じです。電磁波、地層、風害、すべてに於いて問題なし、と言い、9月、10月の工事説明会には建築主のNTTが出てこないで、建設会社の人間が説明会をしてきたのです。私はこのような状態を続けるのはよくないと思い、何度か歩み寄ろうと責任者へ説明会時に声を掛けましたが、NTTは私たちと話し合う気持ちはなさそうです。

私は、NTTが約束を守らない、横暴な態度、などが重なり、問題を大きくし、これが、一流企業がすることなのか、と疑い始めています。
その理由を一例だけ述べますと、建築説明会の案内のチラシを配布する範囲をなぜ高さの1倍(50m)の範囲だけに配るのか、と聞くと、「計画地が文京区でしたので、『文京区中高層建築物の建築に係わる紛争の予防と調整及び開発事業の周知に関する条例』を適用して本計計画建築敷地境界線から高さの1倍の範囲にお住まいの方に説明会の案内をさせていただきました」と弁明しましたが、NTTが建設する建築物は延床面積が1万u超なので、区条例ではなく都条例に基づくべきなのです。この事は、NTTは十分知っているはずです。説明会では何度もNTT自ら都条例に従って説明しますと言っているので、知らないはずがありません。もし、知らなかったとしたら、建築主として、説明者として失格だと思います。住民から太陽を奪い取る立場の人間だからです。
また、別の日に、説明会があるということで案内チラシが配布されました。配布する地域を高さの2倍に広げてきました。その理由を聞きますと、「住民から要望があったためです」と説明しました。条例の適用を誤りながら自己正当化を図り、あたかも自らが住民の要望に適切に対応して案内の範囲を広げたがごとく言い募る姿勢は、コンプライアンスに真っ向から反し、『NTTグループのすべての役員及び社員は、国内外を問わず、法令、社会的規範及び社内規則を遵守することはもとより、公私を問わず高い倫理観を持って行動する』と規定した『NTTグループ企業倫理憲章』に違反する事は、言うまでもありません。

NTTコンピュータービルが建設されると〜

電磁波による健康への影響を強く感じ、今から不安になっています。

電磁波は現在、世界的に問題になっています。しかし、日本では研究が遅れていて、社会的にあまり騒がれていませんが、それが怖いことでもあります。
電磁波は、携帯電話、電子レンジ、パソコンなどから出ることは皆さんご存知の通りです。しかし、この被爆は間欠的で、使っている時間だけの被爆です。
それに比べてNTT駒込第二ビルは24時間、365日コンピューターは稼働し続けるのです。
電磁波は睡眠時間中のホルモン分泌低下による成長、免疫低下、白血病、小児がんの誘発が指摘されています。従って、小さなお子様やお年寄り、専業主婦などは在宅時間が長いため、電磁波の影響も多くなると思います。

電磁波の影響を受けると、電磁波過敏症になることがあると言われています。
電磁波過敏症になると、不眠、頭痛、めまい、吐き気、熱感、疲労感、倦怠感などが起きると言われています。この電磁過敏症になる可能性がある方は、アトピー、花粉症、アレルギーで困っている方は要注意です。症状がひどい方だと、呼吸困難、目・鼻・のど・耳の粘膜の炎症、方向感覚の喪失、筋肉痛、関節痛、胸部・腹部への圧迫感や痛み、うつ病になると言われています。この事は電磁波市民研究会の事務局長・大久保貞利氏が書かれた『誰にもわかる電磁波問題』に書かれています。
もし、このような症状になってもNTTの電磁波との因果関係を証明しなければ泣き寝入りするしかありません。ですから、建設される前に訴えたいのです。

公害問題は結局、何十年と被害者の人生の大半が過ぎた頃、やっと原因が究明されたりします。アスベスト問題や薬害エイズ、薬害C型肝炎、喫煙問題も同じです。電磁波は、歴史も浅いし、24時間、365日休みなくコンピューターが稼働することは、どんな影響があるか、とても心配です。


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