茨木市マンションにドコモ基地局
大阪府茨木市の２０戸のマンション屋上に、ＮＴＴドコモの基地局が計画されました。ドコモはアンテナの電磁波は「人体に影響は認められない」「携帯電話やテレビ、ラジオより弱い」「地震や台風で倒壊した話はない」「基地局は7トンだが建築基準法上問題ない」等、いいことづくめの説明しかしません。住民のＢさんから相談があり、「ＷＨＯは〝発がん性可能性あり〟と評価している」「基地局電磁波は２４時間照射され、被ばく量は多い」「地震や台風や大雨で倒壊した例はある」「建物設計時に給水施設以外で７トンも載せることは想定していないので、設計士は嫌がる」とお答えしました。そして住民向けチラシの見本を送りました。そのチラシをアレンジし全戸にまいたら、４軒から反応があり反対したいという。これに勇気づけられ、Ｂさんは計画を中止させようと本格的に乗り出しました。【大久保貞利】
中部電力、期限切れのアナログメーターで料金計算
愛知県に住むＤさんは、２０２４年１２月末日でアナログメーターの期限が切れたので中部電力からしつこくスマートメーターに換えろと迫られています。「期限が切れたメーターでは正確な料金は計算できません」と言ってきます。それでいながら、１２月半ばから１月半ばまでの１か月の料金請求書を見ると、前半は期限前のアナメで計算し、後半は期限切れのアナメで計算してあります。ならば、これからも「期限が切れたアナメで請求してくればいいいではないか」と中部電力の矛盾をついて反論しています。さて、中部電力はどう出てくるか。【大久保】
電磁波／化学物質過敏症の方の暖房対策に関するご意見
前号（１５２号）で、電磁波過敏症（ＥＳ）・化学物質過敏症（ＣＳ）で悩んでいる方はどんな暖房対策をしているか問いかけましたところ、お二人の方からご意見を伺いましたので、ご紹介します。【大久保】
会員Ｅさん（青森県）のご意見
私もＥＳ・ＣＳで、暖房で困っています。
「エアコン」は、東芝、三菱、ダイキンの順に試しましたが、ダイキンがよかったです。ダイキンは使い始めから、随分臭いが違う感じがしました。（少しＣＳ症状が改善しているからかもしれませんが…）。他２社はプラスチック臭が強く，取れるまで２～３年位か、いまだに臭いがする感じがします。
「ストーブ」は、灯油は使えず、アパートのガスストーブなら使えそうと、５年前に建てた新築の家に同じリンナイのＦＦのものを設置しましたが、型番が変わっているためか、独特の臭いがします。
「オイルヒーター」も、デロンギのものを試しましたが、数年たっても１２００Ｗでは使えません。スイッチ部分のプラスチックが、ワット数を上げ熱くなると強烈な臭いがする感じがします。
※家電はプラスチック臭がメーカーにより随分違うと感じています。我慢して何度か電気屋で、自分で臭いを嗅ぐしかありませんが、作動するとさらに臭気が増すので、洗濯機や冷蔵庫も悩みの種です。
今はまだアパートです。風上にいるようにし、時々換気をしながら厚着をしてガスストーブを使っています。ガスストーブも臭いますが、青森市は寒いので、ある程度ガスストーブで室温を上げてから、（エアコンから離れて）エアコンを使う方法が良いかと感じているところです。
ちなみに、ＥＳはＣＳが改善すると良くなるという話があります。私も以前に比べ、ＥＳ症状は改善していますが、携帯電話はスピーカ―フォンでもピリピリやめまいがするので、遠くに置いて留守電代わりに使う感じです。普段は留守電機能のない固定電話を使用しますが、これも１０分位で手が痺れます。
ＣＳはそれぞれ体に合うか、自分で試すしかありませんので、参考までに。使用感の良いものがありましたら教えてください。
会員Ｆさん（京都府）のご意見
冬の暖房ですが、寝床にしている部屋はたいへん寒く、腰痛が強くなってしまい、ガス屋のリフォーム担当の方に相談したら、「元々あったフローリングの上に畳を敷いたらどうか」とアドバイスされました。そこで畳屋を呼んで、分厚い畳を四畳半敷き詰めてもらいました。そしたら部屋の寒さはやわらぎ、腰痛はだいぶ良くなりました。窓は２重窓にしています。
暖房は、はじめコンセントなしの石油ストーブでしたが、臭いが強いのに慣れず、次にコンセントの付いた石油ファンヒーターに替えると、私もＣＳですが、なんとか使えています。寝室にしている部屋は２階なので、ガスが引いていないので、それしか方法がありません。
漢方の先生のアドバイスで、布団乾燥機を寝る前に使っています。布団乾燥機はデジタル表示のないものを使っています。布団乾燥機は音がしますが、寝る前に１０分くらいふとんを温めて、あと寝る時は湯たんぽを入れて寝ています。
追加ですが、やかんが上に置けるタイプのガスストーブが気に入って長く使っています。コンセントがないもので、ビリつきはほとんどありません。ガスファンヒーターは簡単なタイプでも私は反応しますので、コンセントなしのタイプを使います。ガスの床暖房がある部屋もあります。床暖房は、電気式であれガス式であれ、アルミの様な大きいシートが床の下に貼り付けてあるので、ＥＳにとっていいのか疑問です。
ＥＳの方々が京都新聞に投稿
１月１８日付と２月１日付の『京都新聞』に、ＥＳの方の記事が同紙投稿欄『窓』に掲載されましたので紹介します。電磁波過敏症は、世間では知られていません。ＥＳの方が新聞や雑誌に投稿し、知っていただく努力が必要だと思います。【大久保】
電磁波過敏症 克服諦めず Ｍ・Ｍ（舞鶴市 ２６歳 アルバイト）
テレビや携帯電話などの画面を見続けると、体調不安に見舞われる。そんな「電磁波過敏症」に悩まされる私たちの現状に目を向けてほしいという思いをつづって投稿したところ、一昨年冬、『窓』欄に掲載された。その後、「電磁波過敏症」の当事者や、症状の解明を願う人などから声が寄せられ、私の今の状況について聴いてくれる人たちに出会えた。当時、同じ境遇の人が近くにおらず、心細さを感じていたが、彼女たちとの出会いに背中を押されて、避けていたデジタル機器に再び触れる勇気が出てきた。支えてくれた人たちに、深く感謝している。
私は今も、症状の克服を目標に始めた自己流のリハビリを続けている。体調が良い日には、ブルーライトをカットする眼鏡を着けて、テレビを短時間視聴する。それを何日間か繰り返し、慣れてきたら、画面を見る時間を少し延ばしてみる。調子が良いと、視聴する時間が順調に延びるが、体調が悪いと、やはり症状に苦しめられる。
克服までの道のりは、長く続くだろう。それでも諦めず、ゆっくりとリハビリに努めようと思う。
電磁波過敏症 改善を目指し Ｃ・Ｏ（宇治市 ５５歳 主婦）
１月１８日付「窓」欄で、「電磁波過敏症」を克服しようと頑張っている女性の投稿を読みました。私も昨年、自身の「電磁波過敏症」について書いた投稿を掲載してもらいました。新聞の影響力は大きく、ありがたかったです。
「電磁波過敏症」の症状は、人によって現れ方が違います。私の場合、電源が入った状態の携帯電話に近づくだけで、体が締めつけられるような感覚に苦しめられます。電化製品や送電線の近くでも反応が出ます。「電磁波で体がビリつく」と言っても理解してもらいにくいですが、例えば蒸し暑さや寒さの度合いを感じるように、私たちは「電磁波が強い」「非常に強い」などと感じるのです。一度浴びると、２日間ほど「ビリつき」が続くこともあります。
症状改善のため、気功やラジオ体操に励み、水やり後の夕方の庭で「体にたまった電気が取れますように」と念じながら、ぬれた草を素手で引いたりもしています。ご飯は、一口コンロと土鍋を使って炊いています。大好きな音楽は、地域の電磁波が少なくなった頃に、少しの時間だけテレビやＤＶＤを見て楽しんでいます。
