<無線インターネットの中止を求めて>

 北海道では、通信会社ワイコムが、無線を利用した高速インターネットサービスをこの7月から開始しようと計画しています。札幌市内をはじめ、道内各地に3年間で基地局を1000基設置する予定です。現在、ワイコムは総務省へ認可申請中ですが、早ければ3月末に認可がおりる予定です。

 たしかに情報通信網の整備は重要ですが、これ以上、電磁波による健康被害を増やすわけにはいきません。人体に健康被害を与える無線方式ではなく、光ファイバーなど有線による通信網を整備し、無線を利用したインターネットサービス計画は、ただちに中止するべきです。

 ワイコムの計画を阻止するため、北海道に住む化学物質過敏症患者や電磁波過敏症患者が中心となって、「北海道電磁波問題を考える会」を立ち上げました。化学物質過敏症の人は電磁波過敏症を併発しやすいといわれており、たいへん不安です。私たちはワイコムの無線インターネットサービスによって健康被害を拡大させないために、署名運動を行っています。また、電磁波に悩まされている方の症例をできるだけ集めて、計画撤回を申し入れる要望書とともに、総務省、北海道、札幌市へ提出する予定です。

 現在、署名や症例集めに協力していただける方を全国から募集しておりますので、ご協力いただける方は当会代表:黒嶋恵あてにご連絡ください。

北海道電磁波問題を考える会
代表 黒嶋 恵
北海道江別市大麻沢町23-4
FAX.011-387-1556


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