<こうしてPHSアンテナを撤去させました>

 昨年(2001年)11月末に現在の新築マンションの5階に越してきました。
 今年に入って『こうして直すシックハウス』(船瀬俊介著)を読みましたら「電磁波は避けたほうが良い」とし「放送タワ−・携帯タワ−から800mくらい離れましょう」と書いてありました。
 タワ−とはどんなものかな、と窓からまわりを見たらわずか10数m先の電柱の上に、しかも5階の部屋からだと目線の位置にアンテナらしきものがありました。

 不安に思い、電力会社に問い合わせたら「PHSアンテナ」だと相手側は答えました。
 PHSアンテナはどの位安全なのかあるいは危険なのかを知りたくて、本を読んだり、それまでやったことのないインタ−ネットで必死に調べ、やっと電磁波問題市民研究会を知り、高周波電磁波が健康に良くないことがわかりました。

 私が「危険性があるから避けたい」と言っても主人は反対に安全性を主張する情報を私に見せます。そこで家族を守るためには自分一人で行動するしかないと思い、すぐに電磁波研に入会し今年2月の定例会に参加しました。そしたら事務局長の大久保さんが「やり方次第で撤去できますし、そういう人もいますよ」と言われたので元気づき、関連の資料を送ってもらい、(2002年)2月下旬に勇気を出してアステルに電話をかけました。(市役所の道路総務課でどこの会社か聞きました)

「安全性はどうなのですか」
「国の防護指針より小さい出力ですから安全です」
「指針は法律でもないし、国はただちに体に影響があるかないかの調査しかしていないのではないですか。WHOは安全か否か調査中ですよね。安全が証明されていない電磁波を浴びたくないので撤去してください」
「利用者がいるのでそれは無理です」
「便利と健康とどっちが大切なのですか」
「WHOは安全でないとも言ってないですよ」
「安全とも言ってません。健康リスクがあるという科学者による報告もあります。予防的措置として電磁界の低減を奨励します、ともWHOは言ってます。それに最近、私は不眠や背骨病や股関節病など体調が悪く、気功の先生にも診てもらったら『電磁波が関係しているね』とも言われました。」
「話し合いの場を設けますので、上の者と相談しこちらからお電話します」

こうして、2002年3月18日にPHSアンテナは撤去されました。


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