<アステルのアンテナをアステル社に撤去させるまでの経緯>

前からうちの敷地のまん前に立っていてとても気になっていました。そのうち、いろいろの健康障害がこのせいということが解ってきて、是非、撤去してもらわねばと思うようになりました。

偶然、インターナネットでみつけた、電磁波問題研究会に匿名メールで概要を送ったら、匿名だったにもかかわらず、とてもご親切なお返事をいただき、信用できる会なんだなと解りました。また、アステルのアンテナを撤去させた方の話も載っていたので、具体的に聞きたいと思い、電磁波に興味のあるお友達を誘い、会に出席してみました。もうついているアンテナをはずさせるなんて、到底無理かと思っていましたが、事務局長さんのとても多岐にわたる実例と世界情勢を教えていただき、また、ご出席の皆様に励ましていただき、又、じっさいはずしてもらった方がたの直接のお話も聞き、何とか自分もやってみようとおもいはじめました。さらに、いままでの報告書なども送っていただいたので、勇気百倍でした。

まず、東京電力に電話して、いつ頃からアンテナが取り付けられているのか聞いたら、もう6年も前からで、と言う返事でした。さらに、周辺の人に断ってからつけるようにと言ったのですが、と言いわけをしていました。

アステルに電話をして、事情を説明し至急はずしてくれるよう頼むと、一度伺って話さないとうんといえないというのです。「じゃあ、会話の進展次第では、撤去にもつながるのですね?」と念を押したら、「そうだ」というので、仕方なく来てもらいました。

私の家にやってきた二人は私を説得しようというつもりであり、総務省などの安全基準を見せたり、電話の子機より安全とかいろいろなことを言ってました。そのうちに、私の家の電気機器を測定しようとするので、「測定基準は関係ない。人によって感じ方がちがうのだから。」といって、ことわりました。ついに、アンテナをはずすとは言わなかったのですが、出力をとりあえず止めると言い始めました。そこで、「外で測定するから、よかったら、見てください。」というので、測定に立ち会ったら、「おかしい、このアンテナは出力していない。」と測定した人が言うのです。私が「いつから出力していなかったかわかりますか?」と聞くと「会社に帰れば解る。でもとにかく、今10分で止めるから」と言って帰りました。

その後、私からの電話を応対をしていた人に撤去を頼むと、この人は自分が撤去や設置の権限をもつと言っていたと言っていたにもかかわらず、できないの一点張りなのです。しかし、しばらくやりあったら、医者の診断書があればいいと言うことになりました。そこで、診断書を見せれば絶対はずすのかと念をおすと、しどろもどろになってしまいました。それでも最後にはそうするというので、じゃ、送るからと言って電話を切りました。

電磁波問題市民研究会に相談したら、交渉するなら、当会からも同席しても良いですよ、他の方もきっと同席してくれるでしょう、向こうが悪いのだから自信を持ちなさい、と励ましてくれました。それで自信を持って、もう一度別の日に電話をしたら、前に話した人とは別の人が電話口に出て、「やはりはずせない。」というのです。「こちらの健康被害はどうなるのか?電磁波問題市民研究会でいろいろ教えてもらっているし、実際、アンテナを撤去してもらった方々も沢山おられるし、いろいろなところに記事を書いていらっしゃる方もおられて、おおごとになりますよ。あなたも、もし家族がなにかで健康被害を受けていたら、その原因と思われるものをまず、排除しようとするのでしょう」などと押し問答の末、ようやく、「はずす。」という言質をとることができました。

その後、何回か督促の電話をしたところ、最初の予定より早く撤去されたのでした。しかし、出力は無かったかどうかは、教えてくれなかったのです。多分、出力はしていなかったことを認めると、需要がないことがばれるからかもしれません。つまり、測定者以外の人は出力が無いことを認めなかったのです。

こうして、アンテナは撤去されました。東京電力にも事情を簡単に説明して、もうこの電柱にはアンテナ類は一切つけないことを約束してもらいました。電磁波問題市民研究会の皆様のお陰です。また、撤去させた経験者お話や励ましが、本当にありがたかったです。

たしかに、技術革新の進歩は止められないし、人間は一度便利なものを得てしまったら、なかなか後にはもどれません。しかし、経済発展や企業優先の政府の方法はおかしいです。その結果、私たちはその弊害については何も知らされず、ただ、便利さや利用価値のみしかわかりません。アンテナを建てるなら、完全に民家から離れて、そして、電磁波問題がおこらないようなやり方を考えるべきです。景観も損なわないようにすべきです。

アフガニスタンやイラクでアメリカが行ったことの尻拭いに大金を出す前に、政府は自国の国民の本当の利益を考えてほしいです。電磁波も農薬もごみの焼却も、その結果何が残り、なにが大気に放出されるのか、だから本当はどうやったら一番いいのかなどの大切なことを、政府は何も国民におしえようとしないし、また、国民を守る気もないようです。それだけではなく、国がおしえないためとは思いますが、多くの国民もこういう問題に関心がないようです。もっとも、そういう私だって、自分にふりかかって、初めて考えるようになったのですが・・・。

もっと情報公開が進み、もっともっと多くの人々が電磁波問題、農薬問題、化学物質、遺伝子組み換え食品の実態、などに興味を持って欲しいです。電磁波問題市民研究会のようなすばらしい会をみんなもっともっと知って欲しいです。だって、皆、子々孫々まで地球がきれいであり、自分や家族や友達が健康でいてほしいはずなんだですから・・・。


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