九州電力のメーター交換通知 「スマートメーター」「電波」示さず

 熊本市在住のフリーライター、鶴田由紀さんの家の電気メーターがスマートメーターに交換されそうになり、鶴田さんはこれを阻止しましたが、九州電力(九電)からの交換のお知らせには、交換するメーターがスマートメーターであることも、スマートメーターから電磁波(電波)が出ることも示されていませんでした。関西電力でも同様の対応をしており、ともに悪質と言えます。
 鶴田さんによると、10月31日午後に、住んでいる団地の郵便受けにお知らせが入っていました。投函日が未記入で、新しいメーターがスマートメーターなのかアナログなのかの記載もありませんでした。
 翌朝、工事担当者(下請け)に電話して確認し、スマートメーターへの交換と判明、鶴田さんがアナログメーターに替えてほしいと告げると「わかりました」と返事されました。
 続いて、九電工(九電の直接の受注業者)にも電話し、同じことを伝えました。その時は担当が不在とのことでしたが、翌11月1日に九電工からアナログメーターに交換するとの回答がありました。ただし九電工は九電からの伝言だとして「将来的には絶対にスマートメーターに替わる」と鶴田さんに告げたとのことです。
 鶴田さんは、お知らせにスマートメーターへの交換が明記されていないことに抗議するとともに、スマートメーターの電磁波の出力や、その危険性についての九電の見解などを質問する書面を九電に提出しました。
【網代太郎】

鶴田さん宅に投函されたお知らせ

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