会報第136号の主な記事

2022.5.29発行

「月に1度だけ電波で通信するスマートメーター」
関西電力が存在を認める
30分ごとの電力使用量を1カ月分取得

 関西電力送配電に対してスマートメーターの設置を拒否したところ、「月に1度だけ電波を飛ばすスマートメーターがあるので、それを設置させてほしい」と言われたというご報告を、同社エリアにお住まいの複数の方々からいただいたことについて、当会は同社へこの説明などを求める要求書を2回にわたって提出しました(会報前号参照)。2回目の要求書への回答(4月14日付)の中で、同社は月に1回だけ電波で通信するスマートメーターの存在を認めました。つづきを読む

スカイツリー 開業10周年 地デジ送信所移転9周年
9年後の電波測定、やはり高めの数値

網代太郎(電磁波研会報編集長)

 東京スカイツリー(東京都墨田区)が2012年5月22日に開業して10周年を迎えたとのことで、マスメディアによる報道は「お祝い」が中心ですが、一部では、お客さんはスカイツリーしか行かず周辺の商店街などへは来ないという、開業当初から変わらない嘆きも報じられています。一方、スカイツリーからの電波(高周波電磁波)についての報道は見当たりません。開業前後には、多少なりとも電波について心配する声も取り上げられていました。つづきを読む

5G基地局周辺をEMF-390で測定してみた

網代太郎(電磁波研会報編集長)

 身の回りの電磁波を測定したいと思っても、従来の測定器では第5世代移動通信システム(5G)専用の周波数に対応していないものが多いです。EMF-390という測定器は10GHzまで測定可能なため、5Gのミリ波(28GHz帯)には対応しないものの、5GのSub6(3.7GHz帯、4.5GHz帯)は測定できます。価格も通信販売で2万数千円程度と手軽であるため、電磁波過敏症の方々の間で人気があるようです。また、当会と協力関係にあるNPO法人市民科学研究室でも、この機器を使って生活環境中の電磁波を測定するプロジェクトを行っているそうです。つづきを読む

携帯電話などの電磁波と青少年の脳腫瘍関連を調べた国際疫学研究の結果

網代太郎(電磁波問題市民研究会会報編集長)

 無線電話(携帯電話とコードレスフォン)から出る電磁波が、青少年の脳腫瘍リスクを増やすのかを調べた、日本を含む14カ国による疫学調査「MOBI-Kids(モビ・キッズ)」の結果をまとめた論文が昨年(2021年)12月に発表されました。結論は「本研究は、若年者における無線電話の使用と脳腫瘍との因果関係を示す証拠を提供しない」が、この研究の限界により「わずかなリスク増加を否定することはできない」というものでした。電磁波による健康影響の可能性について警鐘を鳴らしている専門家からは、この研究は問題があるため「データは解釈不能であり、この研究結果は却下されるべき」との指摘も出されています。つづきを読む

温故知新 シリーズ「あの頃こんなことがあった」(3)
広島ルーテル教会の変電所問題(下)

大久保貞利(電磁波研事務局長)

 住民側からことごとく論破されても、ルーテル教会と中国電力は広島ルーテル教会ビル建設にまい進しました。変電所の側面にもシールドを貼れ、通学路に高圧送電ケーブルを地下に埋設するのは非常識だから変更しろ、という住民側の理にかなった要求にも一切拒否回答でした。それなのに実際は別の動きをしていたのが判明しました。

なんと姑息にも側面シールドと通学路下ケーブル変更をこっそりやっていた
 5団体とルーテル教会側がシールドについて話し合っている最中のつづきを読む

5Gスマートフォンに替えたがそれほどメリットを感じない

鮎川哲也(電磁波研事務局)
 大型連休前にスマートフォンを4Gから5G対応のものに替えた。5Gを使いたくてそうしたのではなく、今のスマホの多くが5G対応なので自然とそうなった。以来約1カ月使った5Gスマホや通信環境の変化などを紹介しよう。
 結論から言うと、ほとんど変わっていない。というのも、映画をスマホで見ることもないし、つづきを読む

イタリアで電波基準値緩和の動き 市民が抗議の座り込み

 イタリアは高周波電磁波について、世界でもっとも厳しく規制している国の一つであり、規制値は6V/m(9.54μW/cm2)です。これを61V/m(987μW/cm2)へ緩和しようという動きがあります。この動きに対して、市民が抗議の座り込みを行ったという記事を紹介します。出典 ITALY: SIT IN PROTEST LAUNCHED TO AVERT LOOSENING OF WIRELESS RADIATION LIMI つづきを読む

各地の取り組み

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