電磁波過敏症を分子生物学の視点で研究 フランスで新たな試み 発症者はDNA損傷の修復に遅れ
電磁波過敏症(EHS)を発症していると自認している26名から提供を受けた細胞で実験したところ、細胞にダメージを与えたときのDNA修復に遅延が見られたという、Laurène Sonzogni(ソンツォーニ。フランス国立衛生医学研究機構などによる共同研究ユニット)らによる論文が2025年5月に公表されました。生物学データに基づいて電磁波過敏症を分子的に定義し...
電磁波過敏症(EHS)を発症していると自認している26名から提供を受けた細胞で実験したところ、細胞にダメージを与えたときのDNA修復に遅延が見られたという、Laurène Sonzogni(ソンツォーニ。フランス国立衛生医学研究機構などによる共同研究ユニット)らによる論文が2025年5月に公表されました。生物学データに基づいて電磁波過敏症を分子的に定義し...
風力発電設備が多数立地する秋田県能代市で、設備で発電した電気を変電所へ送電する送電線が市内を通り、強い磁場が出ているとの情報を地元の方からいただきました。案内していただき私(網代)が測定したところ、市民が散歩やジョギングで利用する道で30μT(マイクロテスラ)、中学校の校門前の道路で2μTを超える、強烈な磁場が出ていました。 能代市「はまなす展望台...
第33回日本臨床環境医学会学術集会が6月21~22日、都内で開かれました。電磁波に関係するものを中心に、一部の発表をご紹介します。 今回は2日目に、同学会の「環境過敏症分科会」による「環境過敏症分科会シンポジウム」が行われ、環境過敏症(化学物質過敏症、電磁波過敏症)に関する発表のほとんどが、そこでまとめて行われました。 子どもの香害と過敏症に関する...
WHOが資金を提供した、高周波電磁波(電波)曝露とがんの関係を調べた動物実験のシステマティックレビュー(系統的レビュー。SR)論文が4月に公表され、2種類のがんについて、電波曝露との関連を示す証拠は高い確実性があると結論づけました。 Meike Mevissen(メビスン)らの論文は、52件の動物実験に関するシステマティックレビューを行い、高周波電磁波と...
網代太郎(電磁波研編集長) 身の回りの物質はとても小さい量子が集まって形作られている=文部科学省のウェブサイト 生活環境中の電磁波が引き起こす、電磁波過敏症や、その他の健康影響のメカニズムを「量子力学」が解き明かしてくれるかもしれません。 「量子」とは、粒子と波の性質をあわせ持った、とても小さな物質やエネルギーの単位のことです。物質を形作って...
5G推進企業の優遇税制を廃止へ 政府、与党が、5Gを推進する企業の法人税を優遇する税制を2024年度末で廃止する見通しであることが分かった。要件が厳しく制度の利用が広がらなかった。所管する経済産業省が年度末に期限を迎えるにあたって廃止を要望しており、年末にかけての25年度税制改正議論で決定する。5Gの優遇税制は基地局や送受信装置など5G関連の設備投...
網代太郎(電磁波研会報編集長) 『科学がつきとめた疑似科学』(2024年2月、株式会社エクスナレッジ発行)という書籍に電磁波のことが書いてあるので、読んで感想を聞かせてほしいというメールを電磁波研会員の方からいただきました。私の地元の図書館にありましたので、借りて電磁波の部分を中心に読んでみました。これまで読んできた「ニセ科学」「疑似科学」を批判する書籍と...
放射線などが原因で起きたDNA損傷(DNA切断など)が修復される時、一部が誤って修復されると、染色体異常が生じる。そうした細胞の中から、将来がんになるものが出てくる可能性があると考えられている=公益財団法人放射線影響研究所のウェブサイトより 携帯電話基地局の近くに住む人々は、離れた所に住む人々に比べて、将来がんになるかもしれない染色体異常が生じるリ...
「電磁波の生物学的影響に関する国際委員会(ICBE-EMF)」が「電磁波過敏症(EHS)は、緊急の対応を必要とする人道的危機です(Electromagnetic Hypersensitivity (EHS) is a humanitarian crisis that requires an urgent response)」と題する声明を7月に発...
第5世代移動通信システム(5G)基地局周辺の電波強度を測定したところ、4Gのレベルと同程度またはそれ以下だったと、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が7月5日に発表しました(会報前号参照)。この発表で疑問だった点についてNICTヘ質問書を送付したところ、9月10日付で回答がありました。 質問(1)グラフだけでは分かりにくいので、...