ブリュッセルで5G開始 電波規制値を緩和したがICNIRP指針値よりは厳しいまま

ブリュッセル市街(photo-ac.com)

 ベルギーのブリュッセル首都圏地域政府は、健康影響の懸念から5Gの展開を一時停止していましたが、5Gを開始することになったと、複数のメディアが報じています。
 ブリュッセルの規制値は6V/m(9.6μW/cm2)で、世界的にも最も厳しい規制値を定めていましたが、5G開始を可能とするために昨年、屋外14.57V/m(56μW/cm2)、屋内9.19V/m(22μW/cm2)へ緩和しました[1]。それでも国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が定める国際指針値であり日本の規制値でもある1000μW/cm2よりは、かなり厳しいままです。
 報道[2][3]によると、5G基地局の配備を許可する政令が今年初めに議会で承認され、6月に官報に掲載されました。早ければ9月にも5Gサービスが開始されますが、緩和後もなお厳しい規制により、既存の場所に追加のアンテナを配置する必要があるため、首都全体が5Gをカバーするようになるまでにはさらに1年かかる可能性があるとのことです。【網代太郎】

[1]telecompaper.com「Brussels-region-approves-ordinance-to-raise-base-station-limits-for-5G」2022年7月11日
[2]Mobile Europe「Brussels will finally get 5G from September」2023年7月19日
[3]Datacenter Dynamics「Brussels to finally get 5G services, as operators prepare for rollout」2023年7月17日

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