電磁波対策の家造りをしています

土岐敏央さん(北海道、電磁波研会員)

 札幌で住まいの電磁波対策と、建材由来の環境化学物質の対策住まい造りをしております「GRATUS ARCHITECTS(グラタス・アーキテクツ)」の土岐と申します。通常の建築及び住まいを建てたりリフォームしたりする際、電磁波や環境化学物質の影響を最小限に留められるような設計・施工を取り入れております。
 2001年に当時勤めていたゼネコンの現場等の影響で化学物質と電磁波の過敏症を同時併発し、通常の建築業務が困難になったことから手探りで独自に対策を研究して住まいの電磁波対策と化学物質の対策の相談やコンサルタントを重ねて建築や住まいで効率的に出来る電磁波対策に取り組んできました。
 2003年にコンサルタントで改善した愛知県春日井市の事例を日本臨床環境医学会にて電磁波対策の改善成功例として初めて発表いたしました(当事務所は全国対応可能です)。
 土地や周辺の電磁波環境、建物の構造や設計方法、依頼者の体調やニーズによって様々なカテゴリーや段階に応じて対策方法や工法も選択できます。電磁波対策を可能な限りシステム化しました。
 過敏症の方の場合は、個人差が大きく、絶対にとは言えませんが、ほとんどの場合、ご満足いただいております。

①電磁波の安全な土地や物件探し

 高周波・低周波の簡易測定器による測定結果をもとに選定のアドバイスを行う。電磁波対策を出来る限りしなくても良い物件を理想とする。持ち家のリフォームやすでに所有している土地で電磁波対策が必要な場合、調査結果に基づいて間取りや設計に取り入れる。

②引込電線の経路の計画と室内配線計画

 低周波磁場と電場を可能な限り居住者から遠ざける配線計画とする。

③電圧のコントロール G-Field Trans

 電力会社から引き込まれた配線からの低周波は不安定で、かつ、時間帯によって差が顕著になる。そこで電圧を一定(95V)に保つことで磁場と電場の揺れと上下動から身体への影響を最小限に保つ。
 実際に、特に電磁波過敏症と化学物質過敏症の方々には効果は絶大であった。

④床の帯電の防止

 床の仕上げの前の構造体に、カーボン(炭)を塗布することで低周波電磁波と高周波電磁波を低減する。私が使うカーボンは、塗料タイプと、CMC(カーボンマイクロコイル)の2種類あり、どちらかを単体で使うこともあるが、両者の併用でさらに大きな効果を発揮する。

床へのカーボン塗布

 塗料タイプは1000℃の高温で焼成したカーボンを塗料にしたもので、セラミック化しているので木炭などに起こる飽和状態(化学物質などを吸い込んだ後は吐き出す)が起きない。塗布後、アース端子(家電用とは別)を通してアースすることで電磁波の値を落とす。
 この塗料タイプのカーボンには、私が開発したHSセラミックス(G DETOXセラミックと名称変更予定)という微粉末のパウダーを混ぜる。このパウダーは北海道産昆布、もずく、有機玄米などの天然原料を粘土に混ぜて焼き上げたもの。塗料タイプのカーボンにも抗酸化作用があるが、このパウダーを混ぜることにより抗酸化作用がさらに高まり、化学物質や悪臭を吸収、分解すると考えられている。このため、住人の免疫力の低下を著しく抑えることが出来る。塗料タイプのカーボンには乾燥するまでにわずかな化学臭があるが、HSセラミックスの添加によって24時間を待たずににおいは完全に除去される。
 もう一つのCMCは、顕微鏡で見るとコイルのような形になっている微粉末状のカーボンで、コイルの左巻と右巻の粉体を1:1で混ぜることで「ゼロ磁場」をつくり、様々な周波数の電磁波を減衰させることができる。
 電磁波、環境化学物質とも床付近の環境を改善することで睡眠中の家族や小さな子供,お年寄りの環境が劇的に改善される。

⑤寝室や居室の壁と天井(床も)の帯電防止

 寝室や居室には④と同じ施工を床だけでなく壁と天井にも行う。
 壁の中にも塗布した場合は、配線やコンセント、スイッチからの低周波を吸収できる。
 睡眠の際に電磁波や化学物質の被曝によってメラトニンの生成が阻害されない。

⑥高い能力のアーシング G-Field Earth

 住宅のアーシングの基準は500Ω(オーム)以下だが、私の場合は、避雷針がある高層ビルと同等の10Ω以下のアースにしている。Ω(抵抗値)が低いほどしっかりとアースを取れるので、家庭に引き込んでいる電気のノイズを低減することができ、そのため家電からの電磁波のノイズも減らすことができる。

電磁波の出ない配線工事
⑦窓からの高周波を低減

 国内製造の銀繊維G-Field Clothのレースで外部からの高周波電磁波を低減する(電磁波をカットするエビデンスデータあり)。

⑧電磁波の出ない配線

 低周波電場・磁場が発生しないオリジナル配線システムによる電気工事が可能。この配線は内部が被覆され、かつ、その中にアース線が入っている特殊構造になっていて、低周波電磁場が発生せず、帯電を防ぐ。

 大きく分けて以上の内容での対策が可能になりますが、設計と施工、更に使用する建材の組み合わせで様々なニーズに対応出来ます。

〒064-0951 北海道札幌市中央区宮の森1条10丁目2-41
GRATUS ARCHITECTS(旧事務所名・HONEY HOUSE)土岐敏央
011-707-0329

住宅施工事例

<土岐敏央 電磁波関連の略歴>
2004年 日本臨床環境医学会にて電磁波と環境ホルモン対策のリフォーム成功例を日本で初めて発表する。
2004年 『電磁波・化学物質過敏症対策』(加藤やすこ著、出村守監修:緑風出版)電磁波の少ない場所は、どのようにして探したらよいのでしょうか?の記事内で紹介される。
2005年 建築ジャーナル『出来てますか電磁波対策』執筆協力
2005年 神戸市東灘区で電磁波・環境化学物質対策の新築住宅を建設
2019年 免疫ケア住宅G-Fieldの原型となる新築住宅を建設。
2023年 免疫ケア住宅G-Field完成。

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