幼児バス取り残し事故と電磁波
近藤哲哉さん(関西医療大学教授)ら 日本臨床環境医学会学術集会(2024年6月)での発表から 事故があった認定こども園近くの鉄塔。上には数本の携帯電話基地局が見える(グーグルマップより) 静岡県牧之原市の認定こども園で3歳児が通園バスの車内に取り残され熱射病で死亡した事故が2022年9月に起きました。携帯電話基地局からの電波が園のスタッ...
近藤哲哉さん(関西医療大学教授)ら 日本臨床環境医学会学術集会(2024年6月)での発表から 事故があった認定こども園近くの鉄塔。上には数本の携帯電話基地局が見える(グーグルマップより) 静岡県牧之原市の認定こども園で3歳児が通園バスの車内に取り残され熱射病で死亡した事故が2022年9月に起きました。携帯電話基地局からの電波が園のスタッ...
東京都が自ら5G(第5世代移動通信システム)基地局整備を推進するという、都の現在の施策について、「5G電波による健康影響の懸念がある」などとして、市民科学研究室、電磁波問題市民研究会、日本消費者連盟の3団体は、都知事選(7月5日投開票)の主要候補者5名に対して公開質問状を送付しました。 これに対して、4名から回答がありましたので、ご紹介します。 質問...
5G普及を強力に推進する「TOKYO Data Highway(東京データハイウェイ)基本戦略」を掲げている東京都に対して、当会、市民科学研究室、日本消費者連盟の3団体連名で、公開質問状を3月23日に提出しました。その回答が4月16日付電子メールで届きましたので、ここに掲載します。今度とも、再質問などの対応を行っていきたいと思います。 つづきを読む
北條祥子さん(東北大学大学院歯学研究科)ら 日本臨床環境医学会学術集会(2024年6月)での発表から 化学物質過敏症、電磁波過敏症の可能性があるかどうかを調べたり、過敏症発症者の病状の重さを調べたりするための国際共通環境過敏評価調査票(問診票)を用いて、一般大学生を対象に行った健康調査の結果を、北條さんらは発表しました。 2021~2...
平久美子さん(東京女子医科大学附属足立医療センター)ら 日本臨床環境医学会学術集会(2024年6月)での発表から 電磁波過敏症の方も一部含みますが、どちらかというと化学物質過敏症(MCS)の治療についての発表です。平さんは東京女子医科大学附属足立医療センターの麻酔科(ペインクリニック外来)で、患者の診療にあたっています。ペインクリニックの「ペ...
ついに第5世代移動通信システム(5G)商用サービスが始まってしまうことから、5Gについてのご相談や問い合わせが増えています。その中で人工衛星についての質問も寄せられています。この前の記事にある「国際アピール:地上と宇宙での5G廃止に向けて」が「人工衛星からの5G電波」について強調していることを知った方々からの質問です。 たしかにここ数年間で、膨大な数の...
網代太郎(電磁波研会報編集長) 世界保健機関(WHO)が、高周波電磁波による健康影響の評価について見直しを行うため、これまで世界中で行われた研究をまとめて評価する系統的レビュー(システマティックレビュー=SR)を行うよう、研究者へ委託しています。その一部の結果が公表されました。これまで公表されたSRの結果は、熱作用を引き起こすほど強くない電磁波で健...
日消連Web講座・第2弾「知ってほしい!便利さの裏にある危険」 コロナ禍をきっかけにこれまでの暮らし方を見直そうと、6月にスタートした日消連Web(オンライン)講座の第2弾です。 今回のテーマは「知ってほしい!便利さの裏にある危険」。柔軟剤などに含まれる香りの成分が原因で引き起こされる「香害(こうがい)」、便利で身近な「プラスチック」製品、今春に始まった...
鮎川哲也(電磁波研事務局) 私たちの身近には電磁波を発生するものが多くあります。携帯電話基地局、スマートフォン、そしてスマートメーターがあることについては前回紹介しました。今回はそれら以外にも気をつけるものと見落とされがちな電磁波発生源や対策などにについて解説します。 スマートフォンなどが普及する前はテレビ、冷蔵庫、電子レンジが強い電磁波を発生する...
5月31日、会報第124号を発送しました。 通常版(紙) 主な内容 新型コロナ対策で進むスマホによる市民統制 「コロナ拡大の原因は5G」情報 根拠なく、明らかな誤りも 東京都が5G公開質問状に回答 ナイジェリア上院、5G一時停止を求める決議 米自治体の5G拒否相次ぐ 楽天、衛星と直接通信する携帯電話網の構築...