会報第129号の主な記事

2021.3.28発行

私はこうして楽天基地局設置を阻止しました
なにもかも初めての体験でした

奥野かおりさん(仮名、電磁波研会員、関西圏在住)

突然自分のマンションの屋上に携帯アンテナが建つ計画が!…
 ある日マンションの総会で突然、屋上に楽天モバイルのアンテナ設置の話があると聞いた時、私はまだ電磁波のことなど全く知りませんでした。
 しかし、「自分の住んでいるマンションの屋上にアンテナを建てるなんて、大丈夫だろうか?…」という一抹の不安を感じ、すぐ電磁波の危険性をネットで検索してみました。そして電磁波の危険性を訴えているグループを見つけ、参加することにしました。そしてそこのメンバーの一人の方が「この本をまず読んでみて下さい!」と勧めてくれたのが、『電磁波の何が問題か』(緑風出版)でした。電磁波のことについては、電子レンジとかリモコン、携帯電話から出ているものだという程度のことくらいしか知らなかった私ですが、その本を読むと、電磁波の恐ろしさや、つづきを読む

次世代スマートメーター検討会「中間とりまとめ」
オプトアウト(拒否する権利)を容認へ
ただしアナログメーターでなく通信部はずしか

図1 「中間とりまとめ」より

 現行スマートメーターの交換が始まる2024年ごろからの設置を目指している新たなスマートメーターについて検討している、経済産業省資源エネルギー庁(エネ庁)の「次世代スマートメーター検討会」が2月18日に「次世代スマートメーターの標準機能について(中間とりまとめ)(以下「中間とりまとめ」と言います)」を公表しました。中間とりまとめは、電磁波問題やプライバシー問題などを理由としたスマートメーターのオプトアウト(拒否)の権利を容認する方向が示されました。電力会社の嘘や脅しに屈せずスマートメーターを拒否してきた皆さんや、この問題を訴え続けてきた当会による運動の成果と言えます。つづきを読む

スーパーシティと5Gの問題点は
会津若松市で学習会

「スーパーシティと5Gの何が問題か」=2月6日、会津若松市の會津稽古堂

 学習会「スーパーシティと5Gの何が問題か」が2月6日、福島県会津若松市の會津稽古堂で開かれ、筆者(網代)が講師を務めました。同市は「スーパーシティ」に立候補しており、これに反対する「スーパーシティ構想を考える市民の会」が主催。参加者は60名(会場42名、リモート18名)でした。リモートによる参加者の中には、やはりスーパシティ構想に立候補している静岡県浜松市の方々もいらっしゃいました。筆者は都内からリモートで講演しました。
 スーパーシティとは、個人情報データ利用ルールなどの様々な規制を緩和し、複数分野間でデータを連係して,AIやビッグデータなどの先端技術の活用により、行政手続、交通、医療、教育など幅広い分野で住民の利便性を向上させることをうたっている国の施策です。つづきを読む

中国で5Gの採算性に疑問の声 「人類社会は5Gを緊急に必要としていない」

 米国国営放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」のウェブサイトに掲載された2020年10月10日付の記事「Chinese 5G Not Living Up to Its Hype」によると、5G基地局を中国全土に展開したとき必要となる年間電気代は、中国の携帯電話会社のうち1社の年間利益の10倍になると見られ、事業者はコストの大きさに頭を抱えているそうです。
 5G技術の最先進国と言われている中国でも5Gの電気代を節減できないのですから、日本も同様の問題があるのではないでしょうか。
 5Gの必要性についても疑問が示されているそうです。需要が少ないため、夜間は5G基地局を停止している都市があるそうです。
 この記事を紹介します(一部省略あり)。【訳・網代太郎】つづきを読む

「愛知県日進市南山の基地局電磁波を考える会」の要望書 ドコモ東海から回答

 「愛知県日進市南山の基地局電磁波を考える会」の本田理加さんらが、株式会社ドコモ東海あてに携帯電話基地局撤去などを求める要望書を提出しました(会報前号参照)。これに回答がありました。
 携帯電話事業者に要望や質問をしたときの回答は、現状ではこのような内容になるだろうと思います(ただし一部、看過できないウソもありますが)。しかし、電磁波で困っている人々がいることを、何度も事業者へ伝えていくことは大事だと考えます。本田さんたちのような行動を、多くの方々が一つ一つ積み重ねていくことが、世の中を変えていく力になっていくと思います。
 この回答についてご紹介します(一部省略)。電磁波研・網代のコメントを、ご参考までに付記させていただきます。つづきを読む

カリフォルニア州、過敏症による障害を認める判決

 カリフォルニア州の控訴裁判所は、電磁波過敏症(EHS)としても知られるWi-Fi病は、障害者のための配慮が必要であるとの判決を下した。
 2021年2月18日、カリフォルニア州の第2地区控訴裁判所において、ブラウンさん対ロサンゼルス統一学区(LAUSD)の事件の判決が下された。裁判所は、「障害に対する合理的な配慮が提供されなかったというブラウンさんの訴えには十分な理由がある」と結論づけ、LAUSD勝訴の下級裁判所の判決を覆した。
 ブラウンさんは、LAUSDの学区で教師をしている。学校がWi-Fiシステムをアップグレードした後、ブラウンさんは「慢性的な痛み、頭痛、吐き気、かゆみ、皮膚の焼けるような感覚、耳の問題、息切れ、炎症、動悸、呼吸器系の合併症、頭がぼーっとする、疲労感など、つづきを読む

奈良県平群町 メガソーラー建設差止め求め980人提訴

「平群のメガソーラーを考える会」のウェブサイトより

 奈良県平群(へぐり)町の山林48haを伐採して大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設する工事の差止めを求めて、同町の住民ら980人が3月8日、奈良地方裁判所に提訴しました。メガソーラーの事業者は東京都港区虎ノ門のマンションの一室に登録する資本金10万円の会社。メガソーラーと変電所を結ぶ22,000Vの高圧送電線を、町民の生活道路であり子どもたちの通学路である町道の地下に約3kmにわたって埋設する計画のため、超低周波電磁波による健康影響や、森林伐採による土砂災害などが心配されています。送電線埋設のための町道の試掘や、山林の伐採が既に始まっています。つづきを読む

光に耐えられない「眼球使用困難症候群」 「電磁波にも反応」と報道

 「眼球使用困難症候群」という病気を紹介する記事が、毎日新聞のウェブサイトに2月23日付で掲載されました。この記事で紹介されている発症者は、電磁波過敏の症状も訴えています。
 記事によると、眼球使用困難症候群の発症者は、光のまぶしさや頭痛などで目が開けられず、暗闇の中での生活を強いられています。脳の機能障害が原因とみられていますが、眼球や視力には問題がないため「視覚障害」にはあたらず、法的保障を受けられないのが現状です。

暗がりや闇の中でしか生活できない
 この病気は、まぶしさなどで目が使えなくなるさまざまな病気の総称として、井上眼科病院(東京都千代田区)の若倉雅登名誉院長(神経眼科)が2017年に論文で発表しました。つづきを読む

船瀬俊介著『コロナと5G』は、信じてはいけない

 電磁波問題は、この国のマスメディアがほとんど報道しないこともあり、この国の市民への認知度は低いです。そして、この問題を周囲に理解してもらえないという悩みを持つ方々は多いです。相手の興味を引くために、より恐ろしげな、よりセンセーショナルな情報に飛びつきたい気持ちも分かります。しかし、その情報がウソであり、情報を伝えた相手がウソだと知ったら、どうでしょうか。電磁波問題についての相手の否定的な態度をいっそう強めただけ、という結果で終わるかもしれません。つづきを読む

各地の取り組み

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