千葉市による小学校への基地局設置政策に市民が反対へ
 左から、熊谷俊人・千葉市長、山田善久・楽天モバイル社長(同社のウェブサイトより)
千葉市のAさんから「千葉市が楽天モバイルと提携し千葉市内の小学校5校に楽天の4G基地局を設置し、代償として通信速度毎秒10Gbps(ギガピット/秒)の光通信回線を利用した高速ネットワークを無償で提供するというバーター契約を結んだ」と連絡があり、反対したいので協力してくださいと要請されました。
すでに千葉市市議会議員や一般住民からも当会に情報提供はありましたが、当該の学校に通う子供の親から異体的な相談があったのは初めてです。つづきを読む
欧州議会議員がⅠCNIRP批判の報告書
「EUは新たな組織の設立を」
 https://klaus-buchner.eu/より
携帯電話基地局、スマートメーターなどからの電磁波に不安を感じたり、実際に健康影響を受けている人々が国などへ対策を求めたときに言われる決まり文句が「国の基準値を下回っているので問題はない」。日本政府が基準値を決めるときに参考にしているのが、「国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)」が策定している国際指針値です。多くの国が自国の規制値を国際指針値と同じにしており、日本の基準値も国際指針値とほぼ同じです。6月19日、「EUはICNIRPへの資金提供をやめて、完全に独立した新しい諮問委員会を設立すべき」などと提言する報告書が公表されました。つづきを読む
アーサー・ビナードさん、ラジオで 過敏症の元WHO事務局長を紹介
 アーサー・ビナードさんの番組は文化放送その他で放送中
在京ラジオ局の文化放送で平日夕方に放送されているニュースワイド番組の中のコーナーの一つである「アーサー・ピナード 午後の三枚おろし」の7月8日放送回で、米国出身の詩人アーサー・ビナードさんが世界保健機関(WHO)への批判を展開し、その中で、自分が電磁波過敏症だと告白したかつてのWHO事務局長のことにも言及しました。つづきを読む
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学校のWi-Fi制限する/制限を求める海外の動き
 ピエールジョルジオ・バルボーニ教育委員がサンタゴスティーノ(イタリア)のWi-Fiを切断(EHTのウェブサイトより)
米国Devra Davis(デイビス)博士らによる、環境中の健康危険要因の研究を行う非営利団体「Environmental Health Trust(EHT)」のウェブサイトには、電磁波問題についての情報が豊富に掲載されています。このうち、「Wi-Fiを撤去し曝露を減らしている世界の学校」のページをご紹介します。このページでは掲載情報の出典へリンクが張られているので、より詳しい情報に関心がある方は、ご覧になってみてください。つづきを読む
過敏症のWHO事務局長(当時)ブルントラント氏インタビュー
 ブルントラント氏(高知新聞のウェブサイトより)
前の記事でアーサー・ビナードさんが触れていた通り、自分がWHO事務局長(当時)のブルントラントさんへノルウェーの新聞がインタビューし、事務局長は自分が電磁波過敏症であると述べました。18年も前の古い記事ですが、読んだことがない方も多いのではないかと思い、ご紹介します。つづきを読む
GIGAスクール構想とは
 文部科学省「『GIGAスクール構想」について」2020年7月7日
※以下は、会報125号に掲載した記事に加筆したものです。
「GIGA(Global and Innovation Gateway for ALL)スクール構想」は、小中学校でタブレットなどの端末を児童生徒が1人1台ずつ使いながら授業を受けるための端末配備と、校内無線LAN(Wi-Fi)などの高速ネット通信整備とを一体的に行うという政府の施策です。国内で相次いだ災害からの復旧や、東京五輪後の景気悪化リスクに対応するためとして、昨年(2019年)12月に政府が閣議決定した「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」の中に初登場しました。新型コロナの流行前の決定であり、「リモート学習」とは直接の関係はありません。つづきを読む
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