英国の15歳少女 電磁波過敏症苦に自殺か

 英国で15歳の少女が自殺し「娘は電磁波過敏症(EHS)で、学校のWi-Fiによる症状で苦しんでいた。学校は娘を守ってくれなかった」と両親が訴えていると複数のメディアが報道しています。遺書はなかったようですが、事実だとしたら、周囲のEHSへの無理解が招いたたいへん痛ましい事件であり、このようなことを二度と起こさせないようにしなければなりません。出典 ALEX WELLMAN「Schoolgirl found hanging from tree after suffering from ‘rare allergic reaction to WiFi’」11月30日Mirror【網代太郎、訳も】


 十代の女子生徒がWi-Fiからのアレルギー反応に苦しむようになった末に、木で首を吊っているところを発見されたと、検死陪審員は聞いた。悲劇のジェニー・フライ(Jenny Fry)は電磁波過敏症(EHS)によってもたらされたひどい頭痛、疲労、膀胱の問題を負っていた。15歳だった彼女の死についての検死陪審員は、学校の無線インターネット接続へのアレルギーのために彼女にどのような症状が起きたかを、母デブラ(Debra)から聞いた。
 6月11日午後4時20分に、オックスフォードシャー州チャドリントンの彼女の自宅に近いブルック・ウッズで、ジェニーが木から首を吊っているのが見つかった。その日の早くに彼女は友だちに、その日は学校へ行かないとメールを送っていた。
 彼女の母デブラと父チャールズ・ニューマン(Charles Newman)は検死陪審員に娘はWi-Fiのために病気になったに違いないと話した。彼らは自宅からWi-Fiを取り除いたが、娘が生徒であるオックスフォードシャー州のチッピング・ノートン・スクールでは、それはまだ使われていた。母親はオックスフォードシャー州の検死官に、ジェニーが2012年11月にEHSの兆候を見せ始めていたと言った。
 母親は言った「娘は病気になっていき、私もそうだった。私はいくらかの調査をして、Wi-Fiがどんなに危険であり得るかがわかったので、それを自宅から取り除いた。ジェニーも私も自宅では元気だった。でも、ジェニーは学校の特定のエリアでは病気であり続けた。娘はしばしば居残りをさせられたが、それはクラスの規律を乱したからでも行儀の悪さからでもなく、自分が勉強できる別の場所を探すために自分で教室を出たからだ。娘は学業に真剣に取り組んでいた。私は校長のサイモン・ダフィー(Simon Duffy)に見せるために、たくさんの情報を学校へ持っていった。しかし校長は、Wi-Fiが安全であるという同じくらいの量の入手可能な情報があったと述べた。私は教師たちと激しい口論もした、ジェニーを病気にした教室で彼女に居残りをさせることは、ばかげていると。最低でも教師たちは娘が集中できる部屋に居ることを許可してくれればよかったのに、教師たちは聞き入れなかった。私はジェニーが自分の命を奪うつもりはなかったと、まったく信じている。私は娘が学校にがっかりしたと思う。娘は医者に診てもらわないだろうが、学校で彼女に手を貸していたカウンセラーに会っていた。娘は自殺を考えていることをほのめかしてはいなかったが、助けを求める叫びだったと私は信じている」。
 ジェニーの親は今、Wi-Fiを託児所と学校から取り除くための運動をして、政府がEHSを研究するよう力説している。(略)
 ジェニーがEHSで苦しんだことを証明する医学的な記録がなかったということを、検死陪審員は聞いた。


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