調査研究一覧

NO IMAGE

臨床環境医学会報告

 日本臨床環境医学会の第28回学術集会が6月22、23両日、都内で開かれました。電磁波または過敏症に関する発表で、印象的だったものをご紹介します。  第1日の冒頭、電磁波による健康影響についての御用学者のボスである大久保千代次・電磁界情報センター所長が「教育講演」の講師として登場。電磁波過敏症はノセボ効果(危険性はないが危険だと思うことで影響が出ること)に...

米・国家毒性プログラムが最終報告書 携帯電波による雄ラットのがん発症は「明確な証拠」と結論

 携帯電話の電波をラットに長期間浴びせたら、脳腫瘍の一種である神経膠腫と、心臓の神経における神経鞘腫と呼ばれるがんが増加したとの研究成果の一部を米国の「国家毒性プログラム(NTP)」が2016年5月に発表していました(会報第101号既報)が、この研究の最終報告書が今年11月1日に発表され、携帯電磁波により雄ラットが心臓の悪性神経鞘腫を発症したという「...

妊娠中の携帯電話過剰使用と出生時体重減少に関連 熊本大学の研究

 熊本県の461名の妊婦を対象とした調査で、妊娠中の携帯端末の過剰使用が出生児体重の低下に影響する可能性が、熊本大学大学院生命科学研究部の盧渓助教らによる調査で示されました。これは環境省が2011年から全国10万組の子どもと両親の参加で行っている疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の一環で行われた研究です。  調査によると、携...

化学物質過敏症の患者を10年前と比較した研究

 ライフスタイルの変化などに伴い、この10年間で、化学物質過敏症(MCS)の患者の生活や症状などがどう変化したか、約10年前に行われた調査と比較した早稲田大学の北條祥子さんらによる論文が『International Journal of Hygiene and Environmental Health』に掲載されました。この概要についてご紹介します。論文のタ...

臨床環境医学会の報告などから

 第27回日本臨床環境医学会学術集会が7月7、8日に津市の三重大学で開かれました。同学会は化学物質過敏症(MCS)、電磁波過敏症(EHS)についての研究報告も多く行われてきました。今年の学術集会で報告された研究などの中から、電磁波に関連した主なものをご紹介します。 脳脊髄液減少症で起こる過敏症  国際医療福祉大学熱海病院の中里直美さんらは昨年の集会で...

5G基地局電波「危険である可能性」 米研究者が試算

 5Gの基地局が展開されると、現在のLTEと比べて、携帯電話ユーザーが基地局から曝露する電波が著しく強くなるという試算結果を示す論文Human Exposure to RF Fields in 5G Downlinkを、米国ジョージアサザン大学電気工学部のImtiaz Nasim(ナシム)らが2017年11月に IEEE International Conf...

NO IMAGE

今後20年間の研究方針を2カ月で検討! 総務省「戦略検討会」は利権確保目的か

 総務省は1月19日、生体電磁環境に関する研究戦略検討会の開催を発表しました。今後「国民生活において電波の利用がより一層拡大するとともに、利用形態が多様化することが見込まれ」ることから「過去20年間程度の生体電磁環境に関する研究動向等を分析の上、2040年頃までを見据えた、電波の安全性に関する中長期的な研究のあり方について検討を行います」と総務省は同検討会の...

5Gなど新たな電波利用に対応 電波防護指針改定作業始まる

 第5世代通信システム(5G)をはじめとした、新たな電波利用の進展に対応するための、電波防護指針の改定へ向けた動きが進んでいます。電波防護指針は、日本における電磁波の法規制の根拠になっているものです。もともと放送・通信用の高周波電磁波(電波)が電波防護指針の対象でしたが、電波利用の進展により、より高い周波数(超高周波)や、低周波と高周波の間の周波数(中間周波...

NO IMAGE

携帯電波でラットにがん NTP研究を裏付ける別の研究

 NTP(米国国家毒性プログラム)による大規模な実験で、携帯電話電磁波を曝露させた雄ラットに心臓の神経鞘腫(シュワン細胞腫)と呼ばれるがんの増加などが見られたことを、会報第101号でご紹介しました。この実験を裏付ける別の大規模実験についての論文がまもなく発表されると、ルイス・スレシン(Louis Slesin)博士が運営する電磁波問題の情報サイト「Micro...