よくある質問と答え(FAQ)

(問)電磁波はどこに存在しますか?
(問)電磁波による人体への影響の大きさは、どのように見積もられますか?
(問)絶対安全な電磁波の強さはどれほどですか?
(問)電磁波の感覚はどのようなものですか?
(問)電磁波の健康被害はどのようにして調べますか?
(問)電磁波の健康被害は無いという報告も沢山あるのですが、どうしたわけでしょうか?
(問)携帯電話にイヤホン・マイクを使うと電磁波被ばくは軽減されるでしょうか?
(問)様々な電磁波防護機材が売り出されていますが、どのような効果があるのでしょうか?
(問)送電線と携帯電話では電磁波の影響がどのように違いますか?
(問)住居の近くに携帯電話基地局が建ってから、身体の調子がおかしくなりました。電磁波の影響でしょうか?
(問)自宅近隣に携帯電話基地局が建設されようとしています。やめさせたいのですが、どうすれば良いでしょうか?
(問)電磁波被害を知りたいのですが、良い参考書を紹介して下さい。 
(問)電磁波問題についての勉強会をしたいと思っています。どのようにしたらよろしいでしょうか?
(問)MRIによる電磁波は問題がないのでしょうか?
(問)電磁波を浴びせる攻撃(嫌がらせ)の被害に遭っているのですが。

(問)電磁波はどこに存在しますか?
(答)広い意味では、太陽光やエックス線も電磁波なので、地球上のあらゆるところに存在します。人類は電磁波の中で発生し進化したと言えるでしょう。しかし、最近は電気機器の発達により、人類が進化の過程で体験したことのない周波数や変調方式の電磁波をあびる機会が多くなり、問題となっています。

(問)電磁波による人体への影響の大きさは、どのように見積もられますか?
(答)電磁波の強さと被ばく時間の積(かけ算)で、影響がきまるとされています。すなわち、微弱な電磁波であっても、長時間被ばくをするのは要注意というわけです。

(問)絶対安全な電磁波の強さはどれほどですか?
(答)電磁波の健康被害に関する研究が進むにつれて、安全値とされる値がどんどん下がっています。
 超低周波の場合、最近では、電灯線からの電磁波では、この交流磁場で0.1μT(マイクロテスラ)(=1mG(ミリガウス))という微少な値でも影響があるという報告すらあります。ことによると、絶対に安全な強さというのは無いのかもしれません。各国での疫学調査によれば、毎日長期にわたって0.3~0.4μTを上回る電磁波に曝露されると小児白血病のリスク増加が見られるため、とりあえず、これを下回るようにしてはいかがでしょうか。
 高周波電磁波についても同様に、絶対安全な電磁波の強さは無いのかもしれません。各国の研究者による「バイオイニシアティブ報告」は、0.0003~0.0006μW/cm2(マイクロワット/平方センチ)に制限するよう提唱しています。
 現在の法律などで決まっいる規制値は、これらの値に対してはあまりにも高すぎます。

(問)電磁波の感覚はどのようなものですか?
(答)電磁波に対する感受性は、個人差が極めて大きいです。[感知できない]と[被害が無い]は全く関係ありませんので、注意が肝要です。ところが、電磁波を感じる特殊な感覚を所有している人がいて「電磁波過敏症」と言われています。当会の会員にも何人かいます。その中には感覚が強すぎて、電車に乗れない人さえいます。医者にかかっても、気のせいと言われたり、精神異常に間違えられるなど、親兄弟にさえなかなか理解されないで、大変に苦しんだということです。

(問)電磁波の健康被害はどのようにして調べますか?
(答)現在の世の中では、電気を使わない生活はほとんどありません。言い換えれば電磁波の中で生活していると言って良いでしょう。ですから、電磁波被ばくの程度をはっきりと把握して調査をしなければなりません。ところが、各自の生活は様々なものが複雑に絡み合っていますので、電磁波だけの被害を特定することは非常に困難です。ですから、調査の仕方で様々な結果が出てきてしまいます。そのために「疫学調査」という手法を使うのですが、長期間にわたり多くの事例を詳しく調べなければなりません。

(問)電磁波の健康被害は無いという報告も沢山あるのですが、どうしたわけでしょうか?
(答)ご質問のように、ハツカネズミを数世代にわたって電磁波を被ばくさせた環境で飼育し、被ばくさせなかったグループと比較して、その違いは無かったとの報告もあります。しかし、この結果から、電磁波被害は無いものと結論づけるのは誤りです。この実験モデルが実際の状況を模擬できているかどうかをさらに検討しなければなりません。言い変えれば、モデル実験によって最初の目的と違った結論が出たならば、モデルの設定が間違っているのでは無いかと、まず疑うのが正しいあり方と思います。

(問)携帯電話にイヤホン・マイクを使うと電磁波被ばくは軽減されるでしょうか?
(答)1つの点から平等に発射される電磁波の強さは、距離の2乗に反比例します。イヤホン・マイクを使うと、直接に携帯電話を耳に当てるよりも、脳までの距離が大きくなりますので、被ばくは軽減されるように思います。ところが、最近、イヤホン・マイクを使うと、耳の近くの電磁波強度が強くなるという報告があるのです。この理由としては、イヤホンのコードがアンテナの役目をして、電磁波を収束させるからだとのことですが、真相は不明です。電磁波の放出強度が偏っているのかもしれません。単純には結論が出ないようです。今のところは、実際に電磁波強度を測定して比較することが必要でしょう。

(問)様々な電磁波防護機材が売り出されていますが、どのような効果があるのでしょうか?
(答)電磁波を遮断するとか無害にするとかのキャッチフレーズをした、いわゆる「電磁波防護グッズ」が数限りなく売り出されています。中には効果があるものがあるかもしれませんが、ほとんどのものは、実質的な効果は無いとみてよろしいと思います。電磁波被ばくを軽減するには、距離をとることと被ばく時間を短くすることが基本です。

(問)送電線と携帯電話では電磁波の影響がどのように違いますか?
(答)周波数は、送電線などから漏れる超低周波は50Hz(ヘルツ)または60Hz、携帯電話などで使われる高周波は800MHz(メガヘルツ)から2GHz(ギガヘルツ)程度です(1Mzは100万Hz。1Gzは10億Hz)。当然、人体に対する影響は違います。少し前までは、電磁波による加熱で起きる障害のみが注目されていたのですが、それだけでは説明の出来ない障害の報告が多くなってきました。詳しいことは現在研究中ですが、今までの知見から示されていることとしては、何らかの影響があることは否定できないようです。

(問)住居の近くに携帯電話基地局が建ってから、身体の調子がおかしくなりました。電磁波の影響でしょうか?
(答)電磁波により体調が崩れた可能性はありますが、他の可能性も調べて下さい。通常は、電磁波は人間の感覚で捉えることが出来ませんので、影響が電磁波から来ていることは間接的にしか分かりません。電磁波以外の原因を徹底的に追及して、どうしても他に見つからなかったときに、最後の最後に電磁波を疑うべきです。住居に使った消毒薬など、微量の化学物質によるのかもしれません。

(問)自宅近隣に携帯電話基地局が建設されようとしています。やめさせたいのですが、どうすれば良いでしょうか?
(答)一人の力では弱いので、周辺住民の力が必要になります。そのためには「基地局はなにが問題なのか」を把握することが大事です。そのために書籍やインターネットから情報を得て知識を増やすことも必要です。
 基地局の問題点は、以下のとおりです。
 (1)基地局アンテナから出る高周波電磁波の健康影響があります。世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は高周波電磁波について2011年5月31日に「2B」(発がん性可能性あり)と評価しました。つまり100%安全論は崩れました。
 (2)基地局アンテナから強力な高周波電磁波を出すために「電源装置等」が基地局にはなくてはなりません。この電源装置は重いものだと数トンにもなります。小型の基地局でもけっこう重いです。電源装置からは超低周波電磁波が出ます。超低周波電磁波はコンクリートも突き抜けますから防ぎにくい電磁波です。
 (3)景観が損なわれることも含めて、周辺の地価が下がる恐れが生まれます。実際、ドイツではそうした事態が生まれています。
 (4)基地局は倒壊のおそれがあります。実際に、台風のため倒壊したり、大雨による地盤沈下で傾いたことも起こっています。またマンション屋上に設置するタイプだと、重いので直下型地震ですぐ下の部屋の天井が崩れる等のおそれがあります。
 (5)落雷を呼びます。落雷でテレビ等が不具合になった事例もあります。
 まず、自治会長さんに相談することから始めてください。自治会が動かないならば、チラシをつくって直接周辺住民に基地局問題点を知らせることが大事です。当会から講師を読んで学習会を開き、多くの住民に関心をもってもらうことも効果です。反対の署名を集めたり、やれることはなんでもすることです。総務大臣、知事、自治体首長、携帯会社社長に内容証明付きで要望書等を出すことも有効です。
 チラシの書き方や要望書の書き方等は『電磁波の何が問題か』(大久保貞利著・緑風出版)に参考例がありますから、有効に活用してください。
 ひとつの決め手は、地主の気持を変えさせることです。
 その他、当研究会にお気軽にご相談ください。
 仲間をつくり、携帯会社側の不当性をどこまで明らかにさせ得るかが鍵です。

(問)電磁波被害を知りたいのですが、良い参考書を紹介して下さい。
(答)当会のウェブサイト「電磁波問題に関する書籍とビデオ」のページに紹介しておりますのでご利用下さい。

(問)電磁波問題についての勉強会をしたいと思っています。どのようにしたらよろしいでしょうか?
(答)お一人で調べるよりも数人で協力した方が効果が大きいです。まず、上記のウェブページで紹介している書物などで概要をつかんで下さい。余力がありましたら、測定器で様々な電気機器から放出される電磁波強度を測定されると、実感がつかめます。ただし、正規の電磁波計はかなり高価なので、大体の目安をつかむために簡易測定器を入手されるとよろしいでしょう。さらに、詳しい知識や活動方法のノウハウを得るために、勉強会などを開かれるときには、当会で講師の紹介を致します。

(問)MRIによる電磁波は問題がないのでしょうか?
(答)MRIとは、日本語で核磁気共鳴画像法といい、強い磁場と特定の電磁波を使って生体内部の情報を画像化する方法です。人間の体は3分の2が水分ですが、水素原子核は磁石と似た性質があり、それを共鳴させて画像化するという方法です。電磁波の応用という点ではレントゲンやCTと同じで、決して安全とはいえませんが、適切な使用により、重大な病気を発見し治療に貢献します。 多少のリスク(危険)があっても、それを上回るベネフィット(便益)があれば、そちらを優先させるというわけです。ただし、大したことも無いのにMRIを濫用する病院もありますので、注意することが必要です。 今後の治療方針に役立てるためというのであれば良いのではないでしょうか。

(問)電磁波を浴びせる攻撃(嫌がらせ)の被害に遭っているのですが。
(答)私たちは、送配電線や家電から漏れる超低周波電磁波や、通信・放送で使用される高周波電磁波による、非意図的な健康影響問題を取り扱っている団体であり、意図的な電磁波攻撃については対象としておりません。しかし、あえて私たちの考えを申せば、電磁波攻撃を行うためには大がかりな設備と多大な電力が必要ですので、特定個人を対象とする手段としては費用対効果からも(よほどの重要人物を対象とする場合は別として)現実に行われているとは考えにくいです。

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