フランス政府機関 携帯電話からの曝露低減策を発表

 フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は10月25日、携帯電話からヒトが被曝する電磁波を制限するための声明を出しました[1]。
 その中で、携帯電話の新機種のSAR値が規制値(2W/kg)を満たしているかを確認する際、現在のように5mm離れた位置ではなく、測定装置と接触して測定することを欧州委員会に求めています。
 従来は5mm離れた位置で測定していますが、現在はジャケットのポケットなど体の非常に近くに携帯電話を持つことが多くなっています。ANSESが2012~2016年に、体の近くまたは5mmの距離にある約300台の電話でテストしたところ、大部分が2W/kgを超えるSAR値を示し、体に接触した場合に7W/kgを超えるものもあったとのことです[2]。
 また、携帯電話のユーザーが曝露を減らすために2017年11月に示した以下の6項目の推奨事項を、ANSESは改めて強調しました。
1.通話時にハンズフリーキットを使用する
2.通話よりテキストメッセージ(メール)を優先する
3.受信状態の良好なエリアを優先する
4.移動中は携帯電話を耳につけない
5.比吸収率(SAR)が低い電話を選択する
6.長電話を避ける
【網代太郎】

[1]Le Gouvernement agit pour limiter l’exposition aux émissions de certains téléphones mobiles et mieux informer le public.
[2]Exposure to mobile telephones carried close to the body

 

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