各地の取り組み

5G基地局批判したら、園長からしかられた

 北九州市のBさんは、子どもが通う保育園の近くに建つ5G基地局について、保護者会で「5Gの電磁波が子どもに影響しないか不安だ」と発言しました。このことが保護者会のSNSでホットな話題になりました。そうしたら保育園園長から「余計なことで保護者達に不安を与えるのはやめてほしい」と強く批判されました。寝た子を起こす行為はやめろ、ということらしい。Bさんは園長の大人げない行動に反発し、子どもを退園させました。いま新しい保育園を探しています。いろんな意見が自由に述べられないとはこわいですね。憲法の「表現の自由」ってこんな形で奪われていくのですね。【大久保貞利】

通信部外してもスマートメーターで体調不良起こる

 福岡県のDさんは5月にスマートメーターにされました。一応、通信部は外させましたが、スマメにされた日から耳鳴り、不眠、目の充血、下痢、難聴、頭痛に悩まされました。すぐに九州電力に抗議したら、「取り付けたスマメが欠陥品かもしれません」と別の通信部を外したスマメに替えると言ってきました。通信部を外しても体調不安になる人は少数かもしれませんが、存在します。【大久保】

秋田県で電磁波過敏症に苦しんでいます

 秋田県のEさんは電磁波過敏症で苦しんでいます。めまい、ふらつき、吐き気が主な症状です。自転車に長く乗っていると症状は緩和されます。この間、一日中エアコンをつけていたら急激に体調が悪化しました。【大久保】

「電磁波測定士」資格に疑問を感じています

 静岡県のFさんは9年前に「日本電磁波協会」という団体の「電磁波測定士」資格を取得しました。しかし電磁波過敏症に関してはこの団体の見解にFさんは信頼性を感じません。低周波電磁波の危険性は強調しますが、高周波電磁波の危険性は軽視します。電磁波過敏症については、貴会と北海道の加藤やすこさんの見解が信頼できます、とEさんは言ってます。【大久保】

基地局はやっぱりよくない

 佐賀県のGさんは2021年に家から80m先に基地局ができました。それから耳鳴り、頭痛、しびれ、足がつる、唇や口の中の皮がむける、という症状が出ました。音も聞こえます。今思うと、そのころ、小学生が頭痛になったり、園児が胃潰瘍やいろいろな症状が出ました。一人や二人でなく数人です。基地局がよくないことを実感しています。【大久保】

岡山での中国電力のスマメに対するひどい対応

 岡山県のHさんは数年前にスマートメーターにされましたが、アナログメーターに戻させました。しかし残りが3年のアナメだったので、今年中国電力からスマメに替えろとしつこく言ってきました。あまりもしつこいので電話にも出ないよう対応していました。そしたら、一方的にスマメに替えてきました。驚いて中国電力ネットワークに抗議したら、「お手紙で取り替えることを事前に通告しています」という。Hさんは個人事業主であちこち動く必要があるため、家を不在にすることも少なくありません。しかし中国電力ネットワークが通知文を発送してからわずかの時間経過でスマメ設置を強行しています。しかもHさんがスマメに反対していることを中国電力ネットワークは十分承知した上での強行です。Hさんは7月定例会に岡山から来て参加しました。あまりにもえげつない中国電力ネットワークのやり方に驚くとともに、当会としてもHさん支援に乗り出すつもりです。【大久保】

杉並区後援で電磁波問題の学習会

 東京都杉並区で6月1日、学習会「電磁波の健康への影響を知っていますか?」が開かれ、44名が参加、当会の網代が講演しました=写真。主催は「杉並区消費者グループ連絡会」で、区内の消費者団体や生協関係者らで構成しているそうです。終了後のアンケートでは「電磁波が身体に及ぼす悪影響を耳にしたことがある程度だったのですが、これほどまでに自分の周囲にあふれていることに驚きました」など、多くの方が感想、意見を書き込んでくださり、熱心に聞いていただいたことがうかがわれました。この学習会は杉並区が後援したことから事前に区報でも告知され、それを見た区議1名から「総務省では電磁波に健康被害はないと言っている。この学習会は区民に間違った理解を与えるものではないか」とのクレームが区側にあったとか。主催者はもちろん、予定通りの開催を決めました。【網代太郎】

Verified by MonsterInsights