パキスタン大臣、基地局周辺での健康被害の訴えに「調査が必要」

 2010年11月2日の国会で、11名の国会議員が連名で出された、下記の質問書が論議されました。
「基地局周辺住民から、ガンや出産異常が発生した地域がすでにあるという報告が上がっており、何らかの動きを政府は取るべきだ。」
 この論議の時に、パキスタン政府環境大臣のハメードゥリア・ヤン・アフリディが答弁として、下記の見解を述べました。
「国内にある約2万6千基の携帯電話基地局が、どのような健康影響を及ぼしているかについて、全国的研究調査をすることが喫緊に必要だ。」
 また、同大臣は次のようにも述べました。
「携帯電話基地局から0.0027~0.0042ミリワット/平方センチの電磁波が出ているが、ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)のガイドライン値は0.57~1.2ミリワット/平方センチであり、携帯基地局からの電磁波は300分の1のレベルでしかない。電磁波の長期間曝露に関する影響はまだ分かっていないので、引き続き研究が必要な段階だ。とりあえず、携帯基地局のアンテナからは、8メートルの距離を取ることが、安全の上では必要と考えている。いずれにしても、住民から不安の声が上がっているのは事実なので、全国的な調査研究が必要だと思っている。」【大久保貞利】

原文:“Minister stresses study on cell phone towers” 2010年11月3日Daily Times

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