白熱灯、安価に供給継続を 経産大臣に要求書

 政府が2020年度をめどに、白熱灯の製造と輸入を実質的に「禁止」する方針を打ち出したと報道されました(会報前号既報)。これについて、一般社団法人日本照明工業会は「当工業会が経済産業省に確認した」ところ「2020年に白熱灯(白熱電球)、蛍光灯(蛍光ランプ)の製造を禁止するものではないとのご回答をいただきました。トップランナー制度につきましては、まだ政府と製造事業者間の議論も始まっておらず、現時点で具体的な内容は一切決まっておりません。今後政府関係省庁とも連携、協議し、お客様にご迷惑のかからないように推進して参ります」との文書を同会のウェブサイトに掲載しました。この情報などから、新聞報道が先走った可能性も考えられます。しかし甘利明経済再生相が「蛍光灯は圧倒的に効率を上げればついて来られるが、白熱灯はそこまで効率が上がる技術はない。結果としてなくなっていく」と記者会見で述べたとも報じられており(2015年11月27日『朝日新聞』)懸念は残ります。白熱灯の使用を希望する人々が、安価で購入し続けられるよう、当会は経済産業大事宛てに12月24日、要求書を提出しました。【会報編集担当】

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