関電は「電波を一切出さないスマートメーターは用意していない」と回答するも、担当者は「要望あれば通信メディアを外す」

 前の記事の通り、関西電力送配電は、毎月の検針時を含めて一切電波を出さず、30分ごとの電力使用量も記録しないスマートメーターの設置を東麻衣子さんに提案しました。本来はアナログメーターを用意すべきですが、そのようなスマートメーター(本当なら、もはや「スマートメーター」とは呼べませんが)を関電が用意したのであれば、一歩前進です。そこで、当会は、関電がそのようなメーターを用意したのか書面で質問をしました。
 すると、関電の1月15日付書面で、そのようなメーターは用意していない旨、回答しました。東さんへの説明と食い違っています。
 関電からの回答書を東さんにお見せし、これに基づいて東さんが関電の担当者に問い合わせたところ「ハンディーターミナルで通信するPLCという通信メディアを(メーター本体から)取り外して対応している。なので電波が一切出ない」という回答でした。

メーターから通信メディアを外すと一切通信しなくなる
(以下、ウェブサイト掲載時の追記)
 毎月の検針時を含めて一切電波を出さないスマートメーターの設置を東さんへ提案した関電の担当者へ、私が直接連絡を取ってよい、と東さんがおっしゃってくださったので、私から連絡しました。
 担当者の方は「正規の方法ではないが、要望があったとき、メーター本体からPLCという通信メディアを外すことで、ハンディターミナル(検針員が使用する端末)とも通信できなくなる」と、あらためて説明してくださいました。
 私が承知している範囲では、「PLC」は、電力線を使った有線通信システムですが、それとは違うのかと質問しました。担当者の方は「すいません、分かりません、勉強不足で」とおっしゃっていました。【網代太郎】

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