各地の取り組み

撤去された公園の基地局

二宮町でまたも稼働後の楽天基地局撤去

 またまたの快挙です。会報141号で神奈川県二宮町(にのみやちょう)における「稼働後の基地局を撤去に至らしめた経緯と結果」の寄稿文が掲載されましたが、同じ二宮町で今度は児童公園(中里第一遊園地)に設置稼働していた楽天基地局が3月28日、撤去されました。撤去運動の中心人物は前回同様、村上梅司さんです。住民グループの「電磁波から健康を守るニュース」は号外で「この成果は、村田(二宮町)町長の英断と町役場の担当部署の慎重な準備、そして二宮の町議会議員有志の支援のもとに実現した快挙です」と報じています。
 二宮町は相模湾に面し、小田原市に隣接した人口2万7千人の町です。基地局は建設される前の段階で中止させるケースが多く、一度建ってさらに稼働した後での撤去運動は相当エネルギーが必要です。それを2度までも実現した二宮町の住民たちに拍手を送りたいです。
 号外でも「日本全国を見渡しても、公園の中で稼働している基地局を撤去させたことは、極めて例が少ないです。よくぞ成し遂げたことと賞賛いたします。加えて、子供の健康を守る上で、大きな一歩だと思います。」と述べています。ごくろうさまでした。【大久保貞利】

目黒区大岡山のマンションで楽天基地局計画

 東京都目黒区の大岡山にあるマンションに楽天が基地局を建てようとしています。築40年、23戸のマンションです。3月の定例会に住民のご夫婦が参加され報告がありました。ご夫婦は相当、楽天及び基地局に関して事前に勉強されており、①楽天という会社の問題点、②築40年経ったマンション屋上に基地局を設置して構造上リスクはないのか、③楽天の説明資料には不備が多い、④健康リスクも総務省の電波防護指針にしか依拠していないのに「安全」と言い切る無責任さ、と適確に把握しています。すでに23戸中7戸の反対をとっており、さらに反対派を増やしていく取り組みを進めています。なんとも頼もしい限りです。【大久保】

市川市のマンションでの楽天基地局騒動

 千葉県市川市のマンションに楽天基地局建設が提案されました。住民のAさんは6階建マンションの最上階に住んでおり、自分の部屋の真上にアンテナが建ちます。基地局が建つと月12万円の賃貸料が入ると聞き、Aさんは総会で賛成しました。その総会では一人が反対しました。しかし翌日Aさんは「基地局の問題点」を知り、あわてて反対の声を上げましたが、楽天は「総会後に契約を済ませたのでもう遅いです」という返事。そこでAさんはがんばって臨時総会をひらかせました。そこで26世帯中14戸の賛成があり敗れました。2022年9月に基地局は建ちました。そしたら、その年の11月~12月頃からAさんの両足が硬直し、今年に入ってからどす黒い鼻血が出始めました。なんとかしたいと相談の電話が来ましたが、なかなか重い相談です。【大久保】

水素ステーションの怖さ

 Bさんは水素ステーションの開発と営業に従事していました。水素ステーションとは、水素を燃料にして電気自動車を動かす未来型システムです。その際、高圧電流を使います。そのため、Bさんは全身湿疹が出て、心電図にも異常が出ました。Bさんは身をもって水素ステーションの欠陥を知り、退職しました。詳しい仕組みはわかりませんが、怖い話です。【大久保】

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