日本臨床環境医学会 学術集会 自動車内の電磁波でアトピー

 第22回日本臨床環境医学会学術集会が6月8~9日、都内で開かれました。同学会は、化学物質過敏症の研究・臨床について国内の第一人者である石川哲さんらが立ち上げた学会で、今回もいくつかの電磁波関連の講演、報告がありました。
 それらの中で、筆者にとって特に印象的だったのは、村瀬雅俊さん(京都大学基礎物理学研究所准教授)のご講演でした。演題は「新規環境病の理解へ向けて-自己・非自己循環理論の視点から」で、電磁波障害などの新しい環境病を解決するためにはどのような考え方が必要かという哲学論と、電磁波障害の実体験をお話しされました。
 村瀬さんについて、司会者は「シックハウス症候群による家族の病の体験から環境やそれを捉える認識に関心をお持ちで、生命理論、生命哲学において、独自の理論を提唱されています」と紹介しました。(以下略)【網代太郎】

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