バチカン放送の電磁波汚染を理由に10日間の有期刑判決

 2005年5月9日に、イタリアのローマ地裁は、バチカン枢機卿とバチカン放送責任者に対し、放送タワーからの電磁波で環境汚染したとして、10日間の有期刑判決を下した。(実際は、すぐに執行延期の措置がなされたが)。
 これは、ローマ郊外にあるセサーノ町で白血病が多発したが、その原因は世界40言語で放送波を飛ばしているバチカン放送の巨大なアンテナのせいだ、と住民たちが告訴した事件だ。
 バチカン側は治外法権と主張しているが、イタリア政府はバチカン市国とはいえイタリア法を遵守すべきだとして対立していた。

原文:“Vatican Radio officials convicted” 2005年5月9日 BBC NEWS

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