各地の取り組み

多摩市で学習会 50名参加

 5月29日、東京都多摩市のベルブ永山で、多摩市消費者団体連合会主催の電磁波学習会が開かれました=写真。参加者は50名。初めて電磁波の問題を知った方も多く、学習会後、質問したい人に囲まれました。まだまだ、電磁波問題はこの国ではマイナーな問題なのだと思いました。【大久保貞利】

調布市でソフトバンク基地局撤去

 東京都調布市でソフトバンクが低層アパート屋上に基地局を建設したことに対し、周辺住民たちがさまざまな反対の取り組みを行ってきました。その甲斐あって、5月25日までに、基地局は撤去されました。住民たちの粘り強い取り組みに敬意を表します。しかし課題も残りました。その屋上には新規に建設された携帯電話基地局の他に、小型のPHS基地局が以前から建っていました。そのPHS基地局は反対運動の中心だったマンションから離れた位置に建っていたのですが、新規携帯電話基地局(建設はされたが稼働はしていなかった)が撤去されたとたん、大型化し、位置もマンション寄りに移動して建てられました。どこまでも住民感情を無視し、自社の営利追求に邁進するソフトバンクのやり方の卑劣さを感じます。【大久保】

唐津市でドコモ基地局

 佐賀県唐津市でドコモのLTE3G基地局が建設されました。周辺住民の一人はスマートフォン使用で体調が悪くなり、旧来のガラケーに替えました。その人は、胸が苦しくなったり、頭痛や、体を横にして体を休ませるなどの症状に苦しんでいます。そんな中での基地局建設にとても不安に感じています。【大久保】

三原市で基地局周辺に異変相次ぐ

 広島県三原市の方からの報告です。自宅の80m先に2006年にドコモの基地局が建ちました。そして、2012年に自宅から100m先にソフトバンクの基地局が建ちました。周辺では、クローバーが大きくなったり、サボテンが大きくなったりした異変が起こっています。報告者自身も手足がしびれる症状が出ています。近所でも最近がんで3人が死にました。もちろん因果関係が証明されるわけではありませんが、基地局電磁波の影響を心配しています。【大久保】

京都市でKDDI基地局問題

 以前にもKDDIの基地局建設の話があり、電磁波問題市民研究会と連絡をとり、その時は建設中止となりました。ところが、今度は以前の予定地から100m先のマンションに、またもKDDIが基地局建設を予定しています。今度も前回同様、反対運動をしていく、と住民有志から連絡がありました。【大久保】

スマートメーターを巡る相談相次ぐ

 スマートメーターを巡るトラブルの相談が、事務局に数多く寄せられています。ユーザーの無知識につけこんで、「もうアナログメーターは製造していないから戻せない」「法律で交換が定められている」「反対している人はあなたが初めてだ」等々を電力会社は平気で言います。スマートメーターの問題点をきちんと批判し、政府交渉や事業者交渉等に当研究会が取り組んでいることをインターネットで知った人たちが、当研究会に頼って相談を寄せてくるのです。
 また変わった相談では、業者の方から「スマートメーターは時代の流れで止めることはできない。それよりかガラス製でシールド加工した容器でメーターを囲えば健康被害を防げるのではないか」といった“親切な”意見も寄せられます。シールド加工した容器で囲えば、メーターは機能せず、そんな提案を電力会社が飲むわけありません。【大久保】

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