ES発症者に宿泊施設提供を カナダ下院委員会が政府へ勧告

 カナダ下院の健康に関する常任委員会は6月17日に政府などへの提言をまとめました。出典「RADIOFREQUENCY ELECTROMAGNETIC RADIATION AND THE HEALTH OF CANADIANS」【網代太郎、訳も】


 1 カナダ政府が、州と準州の各保健省と共同して、無線機器使用とがんに関連した情報収集を改善するために既存のがんデータ収集方法を調査すること。
 2 カナダのコミュニティ健康調査に、電磁波過敏症に関連した質問を含めることをカナダ統計局が考慮すること。
 3 電磁波過敏症の検査、診断、治療についてと、職場における健康に与えうる影響についての研究に、カナダ政府がカナダ健康研究所を通して資金提供することを考慮すること
 4 電磁波過敏症の検査と診断に関するガイドラインと、(訳注・保険免許更新のための)継続教育の教材を、最新の科学的根拠に基づくことと影響を受けたカナダ人の症状が反映されることが保証されるように見直すことを、カナダ医師会、カナダ専門医協会、カナダ家庭医協会と世界保健機構が考慮すること。
 5 カナダ人権法の下で求められるものとして、環境過敏症(電磁波過敏症も含む)発症者のために適切な宿泊施設をカナダ政府が提供し続けること。
 6 カナダ保健省が安全規定6(訳注・電磁波の基準)の審査プロセスの開放性と透明性を保証すること。それによりすべてのカナダ人は審査においてそれぞれの証拠が考慮されたか除外されたかを知る機会を持ち、外部専門家が独自の審査を行うときに全ての情報を提供され、また、どのような変更でもそれについての科学的根拠が明確に伝えられる。
 7 カナダ政府がカナダ人のために高周波電磁波による潜在的な悪影響を報告するいためのシステムを確立すること。
 8 フランスやイスラエルのような他の国々が、幼児や学校環境の児童のような弱者を守るために講じている措置や用意しているガイドラインがカナダで採用されるべきかどうかについて、カナダ保健省が承認した独立科学組織が検討すること。
 9 カナダの家族と子供たちが高周波電磁波と関係があるリスクを減らすことを保証するために、学校や家庭のようなキーとなる環境において、携帯電話やWi-Fiのような無線技術の安全な使用に関連した啓発活動をカナダ政府が展開すること。
 10 カナダ保健省が国際的に最良な研究に基づいて高周波電磁波と発がん性に関連するすべての既存の文献の包括的なレビューを行うこと。
 11 がん、遺伝子障害、不妊症、発達と行動の障害、目と脳への有害な影響、心臓血管系、生物学的,生化学的影響のような潜在的健康影響と高周波電磁波の関連についての研究にカナダ政府が、カナダ健康研究所を通して資金提供すること。
 12 14歳以下の子ども向けに電波を発する装置を市場に出すことに関して、子どもたちが健康リスクとその避け方を知ることを保証するための政策措置をカナダ政府と製造業者が考慮すること。


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