各地の取り組み

福山市でソフトバンク基地局中止に

 広島県福山市内でソフトバンクが基地局建設を計画しました。これに対し住民たちは反対署名を約1600筆集め、説明会でもソフトバンクの説明に納得しない意見が続出し、説明会は大いに紛糾しました。中日新聞も住民の反対の取り組みを記事にしました。
 こうした住民たちの取り組みの結果、基地局建設計画は中止になりました。
 住民たちは団結して取り組み、新聞にも書いてもらうことで、携帯会社を追い詰めていくという、反対運動のセオリー通りの見事な取り組みを展開した住民たちに敬意を表します。【大久保貞利】

横浜市中区でKDDI基地局中止に

 横浜市中区の家の前の賃貸マンション屋上にKDDI基地局を建設する計画が出てきて、その方を中心に反対運動が起こりました。
 マンションオーナーが契約解除を決意したことが決め手となり、建設計画は撤回されました。
 勝利の報告の連絡では「女性4人ががんばってくれたことが大きい」とあります。
 地主が契約解除に至る過程で、必ず起こるのが「契約を解除したら、相手(携帯会社)から違約金がとられるのではないか」という心配です。当研究会の経験では「違約金を支払う必要はないし、これまでに支払った事例は少なくとも当研究会に相談した地域ではない」ことです。【大久保】

静岡県でソフトバンク基地局計画中止に

 静岡県内(場所は伏せます)で、ソフトバンクが基地局建設計画を進めていました。この計画に住民たちが立ち上がり、建設反対の取り組みをました。なかなかしっかりした住民リーダーで、さまざまな反対の取り組みを展開し、ソフトバンクは計画を白紙撤回しました。
 総務省の東海電波管理局に対する「要望書」をしっかりした文面ですし、何回も電波管理局とやりあい、結局電波管理局が根を上げました。【大久保】

取手市で学習会

 茨城県取手市の新興住宅街に基地局が建設されました。十分な説明がないまま建設されたため、当研究会から講師を呼んで、3月25日、学習会が開かれました。こういう強引なやり方が全国で起こっています。【大久保】

横浜市片倉町で学習会

 横浜市神奈川区片倉町のマンション屋上に基地局ができることになり、そのマンションの隣の住民が反対の声を上げ、4月7日、学習会がもたれました。周辺住民の方々の反応は重く、なかなか大きな輪になっていません。【大久保】

藤沢市でドコモ基地局建設中止に

 神奈川県藤沢市の鵠沼海岸駅近くの駐車場のすぐ前に、ドコモが基地局を建設しようと計画しました。
 駐車場のオーナーは、当研究会定例会の常連メンバーBさんのご家族です。そこで、Bさんは「この場所は駅に近く、住宅密集地だから、もっと家の建て込んでいない場所に建設を計画したらどうか」と建設に反対しました。
 話し合いに出てきたのは、ドコモでなく下請け会社の人でした。その人は「基地局からの電磁波は健康に影響ない。安全だ。健康を害していると訴えている人は、別の要因で健康が害しているんで電磁波が原因ではない」と主張します。
 そこで都内のある場所で、Bさんと大久保事務局長、および下請け会社の2人の計4人で話し合いました。Bさんと会った時は強気一辺倒だった相手の人は、事務局長が出席した場ではひたすら低姿勢(Bさんの話)でした。
 しかも電磁波(電波)の話になると、私たちは専門家でない、と逃げます。
 私は「基地局は電波が売り物の商品だ。自らが売ろうとする商品の知識がなくて、売ろうというのは商道徳上もおかしい」と突っ込みました。
 そのため後日、Bさんとドコモの技術者も含めて話し合うことになりました。ところが、突然、「計画はなかったことにします」という連絡が来ました。Bさんと会った後、私が話に加わろうと手ぐすね引いて待ってましたが、拍子抜けです。
 Bさんは「いままで、基地局問題は他人事と思っていました。まさか自分の身に降りかかってくるとは思いませんでした。いい経験をさせていだだきました」と定例会で話されていました。【大久保】

逗子市でKDDI基地局計画出る

 神奈川県逗子市でKDDI基地局の建設計画が出ています。反対する住民から「取り組みのノウハウ」について相談が来ています。【大久保】

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