各地の取り組み

河内長野市でUQアンテナ中止に

 大阪府河内長野市でUQコミュニケーションズのWiFi子局を電柱に建設する計画が起こりました。住民のAさんから相談があり、子局といえども基地局であり、周辺への健康影響はあると説明しました。さっそくAさんは精力的に取り組み計画は中止になりました。【大久保貞利】

沖縄県中城村でドコモ基地局計画

 沖縄県中城村(なかぐすくそん)のアパート屋上にドコモの基地局計画が起こりました。近接する住民Bさんは「基地局アンテナは問題である」として取り組みを始めました。【大久保】

京都市でドコモ基地局計画

 京都市で4階建建物の屋上にドコモ基地局が建設されることを知り、住民Cさんは反対の声を出すことにしました。【大久保】

豊島区でソフトバンク基地局計画中止に

 東京都豊島区で住民Dさん家から60~70mの所の電柱にソフトバンク基地局がつけられることを知り、Dさんは区議会議員とともに反対の声を上げました。Dさんの地区では2015年に基地局問題が起こり、学習会等を開き、最終的に撤去となりました。その時のメンバーたちもソフトバンクに抗議の電話をし、迅速に動いたことが奏を効し、計画は中止されました。【大久保】

伊那市でKDDI基地局問題

 長野県伊那市でEさんの150m先でKDDI基地局の稼動が10日ほど前から始まりました。Eさんはそれ以来不眠状態が始まり、現在は家に居られない状態です。どうしたら止められるか、本を読んだりして模索中です。【大久保】

京都市でUQアンテナで健康障害

 京都市住むFさんのマンション3階のすぐ3mの所にUQアンテナがあり、鼓膜痛や耳づまりが起こり、子供も口内炎やあごの痛み、鼻血などを訴えました。アンテナがあまりにも近くにあり、なんとかしないと考え、今できる範囲で取り組みを始めました。【大久保】

町田市でリニアシンポ

 「リニア中央新幹線を考える町田の会」主催のシンポジウムが東京都町田市内で開かれ、76名が参加しました。4人のパネリストのうちの1人として、当会の網代がリニア中央新幹線の電磁波問題について話しました。電磁波とは何か、から始めて、リニアから出る電磁波の種類と強さについて概観。JR東海はリニアの電磁波は主として超電導磁石からの静磁界であり、推進コイルなどからの変動磁界は小さいと説明していますが、理論上も、また、私たちが試乗して測定した結果からも乗客などは変動磁界に曝露し、その値は決して問題がないと言い切れるほど小さくはないことなどを述べました。
 シンポジウムでは、ジャーナリストの樫田秀樹氏さんが、リニア工事や千葉県のスーパー堤防など、事業のために移転を強いられる住民が抵抗することの難しさと、それでも最後まで抵抗する住民たちはおり、その住民たちを市民を支えることの重要性を説きました。また、以前リニア開発に携わっていたSさんが、リニアはエネルギーの無駄が多いシステムであることを解説。弁護士の和泉貴士さんが、事業の詳細が決まっていないのに環境アセスメントが行われたことなどリニア事業に法的問題が多いことを指摘しました。個人的にもたいへん貴重なお話をたくさん聞けたシンポでした。【網代太郎】

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