韓国の総合日刊新聞『京郷新聞』の金基範(キム・キブン)記者が来日し、取材を受けました。韓国で4番目の発行部数の全国紙で「韓国の東京新聞」といわれほど環境問題をリベラルな立場で報道しているそうです。
金記者は、日本に来る前はスイスとドイツを取材して、そこから直接日本に来ました。私の取材後も約1週間、日本で取材すると言っていました。
金記者が当会への取材を希望した理由は「貴研究会は携帯電話基地局を250基以上中止させている」事実にありました。韓国ではそういうケースはほとんどないそうです。
スイス、ドイツ、日本を取材した結果を受けて、ぜひ電磁波問題に警鐘を鳴らす特集記事を書きたいと言っていました。韓国政府も日本政府と同様、電磁波問題への取り組みは消極的だそうです。
ただ電磁波の市民レベルの関心は強く、ソウルでは2割ぐらいの人がケータイを使う場合はイヤホンを使うそうです。また高圧送電線問題で釜山市近くの密陽(ミリアン)という町で10年近く反対運動が展開されているそうです。
環境問題では、加湿器に有毒物質を混ぜて湯気を出すことで、千人以上の人が死亡する事件があり、最大の環境問題となっているそうです。その有毒物質を吸うと肺が固くなる症状になるそうです。【大久保貞利】