院内集会の感想と電磁波をめぐる体調の応急措置

基地局問題院内集会(2023年8月)

鈴木加菜さん(院内集会実行委員)

鈴木加菜さん

 「衆・参議員会館での政治的な集会」に出席したのは今回で2度目になります、前回は消費者庁への添加物の表示をやめないでほしいという別団体のもので、単に、どんなものか様子を見たいだけの好奇心でしたが、今回は主催側に縁あって属し、この集会を(チラシ配布や街宣の)文京区への陳情のモチベーションとして、個人的には大いに利用しました。
 普段は、2022年12月から電磁波研の定例会に参加するだけでしたが、実行委員として動いていく中で市民活動の進め方という視点で大久保貞利事務局長はじめ、実行委員のみなさんの背中を追っていくことで新たな学びがあり、活動を通して自分が成長していくのがよくわかりました。
 具体的には杉山さんが作った携帯基地局の模型を片手に、チラシ撒きで飽き足りずマイクを買い、いつの間にか街宣までしていました。死んだ祖父が某市議会議員(当時に珍しく大学を2つ出たため周囲に担がれたそうですが、性に合わず一期のみ(笑))でしたので、駅で道行く公衆の前で恥ずかしげもなく大声を出して訴えることに不思議とためらいなく、祖父が後ろに憑いて私を操ったのかもしれません。
 8.24は受付の担当になり、対応に関して課題も多く出たのですが、事務局の素晴らしいリーダーシップに、辛いこともなく最後の打ち上げまで2カ月半を活気に満ちて過ごせたことは、プライベートとの力の配分が難しいと思っていた「ボランティア」としては驚きとともに感謝の思いでした。
 過去1度目の集会でもみられた、霞が関文学と呼ばれる、しっぽを掴まれない言葉尻を駆使する官僚の返答は予想通りではありました。が、健康被害がある事実を知ってもらうことにより、彼らにもいるであろう家族のために状況を知ってもらうことがまず一番大事だと、私個人は罵倒を採用するよりも、そこに心の焦点を当てるようにしました。たとえ一期でも小さな政治家になった祖父の影響は、大きくその子どもたちの就職先選びに働き、親やその兄弟の半分が(地方)行政サイドに就いたたため、公務員の彼らにも大事な家族がいることを、私自身が身をもって知っています。家族の健康を願う心を両肩を掴んで揺さぶるように呼び醒ましていければと思います。
 IWJの動画で全世界に様子がリリースされたこと、ツイッター(現X)で村越さんの訴えの重要ポイントが2分強切り取られて、結果、13万人超の端末にサムネイルが表示されました。(カウンター機能はないため実際の再生数は不明ですが)インターネットの拡散力に身震いする思いです。これからどんどん危険性を知る人が増えていきます。3.9μW/㎠で寝たきりや癌を4つも発症している人、甲状腺疾患を発症した人が身近にもいるんです。早急に周りに知っていただかないといけません。
 たとえ行政でたらいまわしにされても、たらい回された先々で、危険性を伝えることができるなら「たらい回しも上等!」です。回されるほど問題を認識する人が増えることになります。動物でも危険を察知したら仲間に伝えます。基地局を建てた(危険性を知らされなかった)地権者も仲間だし、行政の職員も仲間です。遠くない将来、この活動を支持する人が圧倒的多数になることを信じています。
 地元では、基地局撤去を目標に(設置説明会を要求する)条例制定を要請すべく、陳情提出→請願活動をはじめましたが、たとえ奇跡的に制定されて説明会を開けたとしても、電磁波の危ない理由を知り、反対意見を理路整然と声高に唱える人の数が増えなければ、シャンシャンで終わって、すんなり建ってしまいます。なので自分の優先順位としては一番に「電磁波の危険性を知る人を地道に増やさないといけない」と気づきました。
 「へえそんなことがあるのか、何だかいやだな」→「ほかでも聞いたよ。やっぱりそうなんだ、危ないから見直した方がいい」という心境の変化へと、数千人のSNSの人との繋がりを活かし、世論の仕込みと成長を戦略的に進めていけたらと思います。

電磁波をめぐる体調の応急措置について
 私の肩書は鍼灸師ですが、一番やりたい仕事は「分子栄養学の講師」です。ビタミンやミネラルやたんぱく質などの、本当の意味での適正量を伝える栄養療法のイベントを自主開催しています。その知識のおかげで、電磁波による生体酸化や(化学物質の解毒する肝臓の能力の限界を超えてしまって発症する)化学物質過敏症の、栄養での対策を知っているので、多少のダメージを受けても、無対策の人よりも回復が早いと思います。
 また、電磁波過敏を訴える人のなかには統合失調症と診断されてしまう人が一定数いることも今回の活動のなかで知りました。実は、ご存じない方が多いですが、統合失調症も特定のビタミンやミネラルを補給することで寛解するケースが意外にあります。向精神薬の副作用からの減薬の地獄のような辛さをたびたび耳にするため、気軽に精神科を勧める人を見ると「ちょっと待てよ」と思います。試してみていただきたいこととして、詳しくは私の栄養の師匠である「藤川徳美」精神科医の著作、あるいは『こてつ名誉院長ブログ 統合失調症』のキーワードで検索して検討いただきたいです。アメーバブログの統合失調症のテーマには改善症例がいくつも載っています。
 自分が電磁波過敏症(ES)と気が付いたのも、一時期、栄養療法のおかげで自分史上最強に元気になったのに、徐々に栄養不足だった昔の様子(髪が細く、焦燥感が強く)に戻りつつあることからでした。ほかの方より体調はマシと言っても、これ以上抗酸化剤のサプリメント数を増やすのも嫌ですし、もともとの元凶である携帯基地局やスマートメーターの野放し・増加は許されるものではありません。(高周波出力アップに対して電磁波耐久性をサプリメント手法で無理やり上げることは本意ではありません)。インターネットや携帯は確かに便利です。世界中の情報を瞬時に入手することができます。存在の全てを否定はしませんが「高周波の安全な出力強度の見直し」が国の急務と思いますので、電磁波研で知り合ったみなさんと一緒に力を合わせて訴え続けていくのと並行し、分子栄養学のような化学的な応急措置も定例会の際に必要な方に都度、情報として提供していけたらと思います。
(※ビタミンの効果には個人差があることは言うまでもありません。水溶性ビタミンは個人差100倍、油溶性は10倍が通説)

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