
ハーデルらが発表 5G基地局で健康影響が出た8事例
網代太郎(電磁波研会報編集長) 写真1 事例2のオフィス兼住宅。①の男性のオフィスが基地局の真下にある「1」。②の男性のオフィスが「3」(論文より) 自宅などの近くに5G基地局を設置されたり、5G基地局が近くにある場所に滞在した後に様々な症状が出た事例研究(ケーススタディ)を、スウェーデン環境がん研究財団のLennart Hardell(レナ...
網代太郎(電磁波研会報編集長) 写真1 事例2のオフィス兼住宅。①の男性のオフィスが基地局の真下にある「1」。②の男性のオフィスが「3」(論文より) 自宅などの近くに5G基地局を設置されたり、5G基地局が近くにある場所に滞在した後に様々な症状が出た事例研究(ケーススタディ)を、スウェーデン環境がん研究財団のLennart Hardell(レナ...
ワシントン大学名誉教授のHenry Lai(ヘンリー・ライ)博士は、1990年から2024年1月までの34年余に発表された、電磁波曝露による生物学的影響に関する研究論文をまとめました。ライ博士によるまとめについては、会報第126号でも紹介しており、その更新版となります。電磁波問題について情報発信しているウェブサイト「Electromagnetic Rad...
左側が電波を曝露させた八つのコロニー(群れ)右側が曝露させない(対照群)八つのコロニー=論文より 高周波電磁波(電波)がミツバチの帰巣能力に悪影響を与えるというドイツの研究者らによる実験を報告した論文が、6月に公表されました。ミツバチへの低周波電磁波による悪影響、高周波電磁波による悪影響は、これまでも指摘されていました。 ホーエンハイム大学...
基地局問題院内集会(2023年8月) 山口みほさん(院内集会実行委員) 総務省電波環境課のFさんの回答:「WHOが組織に熱が発生するよりも低いレベルで無線周波数の電磁界の曝露による健康への悪影響については研究により一貫性のある証拠は示唆されてないとの見解を示しています。また、電波防護指針のあり方の検討にあたって参照している、国際ガイドラインの...
大久保貞利(電磁波問題市民研究会事務局長) 8月24日の院内集会における、当会の大久保貞利事務局長による基調報告の概要を掲載します。院内集会の模様は「インターネット・ウェブ・ジャーナル(IWJ)」による録画をネットで視聴できます(一部報告を除く)。 大久保事務局長 基地局は高周波と低周波、両方使うが、主に高周波を使う。高周波で...
第31回日本臨床環境医学会学術集会(2023年6月24、25両日)での発表から、電磁波に関係するものをいくつかご紹介します。 児童生徒の環境過敏に関する全国規模の実態調査を行うにあたっての予備的な調査 永吉雅人さん(新潟県立看護大学)らはこれまで、同県上越市の全小中児童生徒を対象とした調査を行い、小学1年生から中学3年生まで、学年が上がるにつれてMC...
山口みほさん(電磁波研会員、福岡県) 電磁波過敏症、化学物質過敏症を診療・研究する医師、研究者らも参加している日本臨床環境医学会の、第31回学術集会が6月24、25両日、近畿大学(東大阪市)で開かれました。同集会での発表から、山口みほさんの発表内容を、山口さんからご了解をいただいてご紹介します(山口さんは同集会にオンライン参加)。 山口さんは、自宅の...
携帯電話の使用時間と高血圧発症との関係を調べた査読付き論文を学術誌に掲載した欧州心臓病学会による、5月4日付ニュースリリース「Mobile phone calls linked with increased risk of high blood pressure」をご紹介します。【訳・網代太郎】 携帯電話の通話は高血圧のリスク上昇と関連する ソフ...
高圧送電線からの超低周波磁場が、ミツバチの活動に悪影響を与えていることを示す論文が5月12日に、ウェブ上の学術誌「Science Advances」で発表されました。南米チリ・タルカ大学のMarco A. Molina-Montenegro(マルコ・モリーナーモンテネグロ)教授らの研究チームは、高圧線から近いカリフォルニアポピー(ハナビシソウ)群生...
■脳腫瘍は高所得国に多く、携帯電話の使用状況とも深く関連、との論文 香港中文大学と環太平洋大学協会の共同研究によると、致死率の高い原発性脳腫瘍の発生率は高所得国の地域で高く、一人当たり国内総生産、人間開発指数、外傷性脳損傷の有病率、職業性発がん物質への曝露、国レベルでの職業性発がん物質の曝露、携帯電話の使用状況と密接に関連していることが明らかになった。(...