WHOが資金提供した高周波電磁波についてのレビュー 動物のがんとの関連を示す証拠の確実性は高い
WHOが資金を提供した、高周波電磁波(電波)曝露とがんの関係を調べた動物実験のシステマティックレビュー(系統的レビュー。SR)論文が4月に公表され、2種類のがんについて、電波曝露との関連を示す証拠は高い確実性があると結論づけました。 Meike Mevissen(メビスン)らの論文は、52件の動物実験に関するシステマティックレビューを行い、高周波電磁波と...
WHOが資金を提供した、高周波電磁波(電波)曝露とがんの関係を調べた動物実験のシステマティックレビュー(系統的レビュー。SR)論文が4月に公表され、2種類のがんについて、電波曝露との関連を示す証拠は高い確実性があると結論づけました。 Meike Mevissen(メビスン)らの論文は、52件の動物実験に関するシステマティックレビューを行い、高周波電磁波と...
鮎川哲也(電磁波研事務局) 電磁波のことが気になって、いろいろと相談先を調べて当会に行き着いた方も多いと思います。電磁波は直接は目には見えないので、どこにあるのか、どんな問題があるのかなど、わからないことが多いと思います。 今回はいろいろと相談を受け、よく聞かれることで、注意したほうがよいと感じたことなどについて紹介しつつ、対策や考え方などを記して...
BSテレ東で4月23日に放送された『いまからサイエンス』という番組に、ワイヤレス給電の研究で世界トップクラスだという京都大学生存圏研究所教授の篠原真毅氏が登場しました。電波利用を推進する立場の研究者が何を考えて何を目指しているのか、分かりやすく伝えられていて、興味深く視聴しました。番組の中心テーマは、静止衛星で太陽光発電した電力を地上へ電波で送電する宇宙...
KDDIと沖縄セルラーは4月10日から、衛星とauスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct(auスターリンクダイレクト)」の提供を開始しました。普通のスマホと衛星との直接通信サービスの提供は、日本初です。地球上から携帯電話の「圏外」がなくなるわけなので、電磁波過敏症の方々はたいへん心配されていることと思います。地上から340...
5Gを活用した自動運転の実証実験 総務省は2025年度に新東名高速道路で、5Gを活用した自動運転の実証事業を始める。遠隔監視のもとで自動運転が可能な「レベル4」で実施する。自動運転は安全確保のため常に安定した通信が求められる。道路沿いに専用の通信網を築き、通信が途絶えないようにしている。ただ、専用網の整備には多額の費用がかかる。総務省はすでに実用化...
第5世代移動通信システム(5G)用の新しいミリ波(26GHz帯と、40GHz帯)の利用について、前のめりな国と携帯電話事業者の慎重姿勢とが対照的になっています。 総務省が昨年12月に公表した「周波数再編アクションプラン(令和6年度版)」に、携帯電話の通信量の増加に対応するために、26GHz帯と40GHz帯について、2025(令和7)年度末を目途に条件付オ...
2月25日に放映された、NHK・BSの番組「フロンティア 地磁気と生命 40億年の物語」は出色でした。内容が濃いので、2回に分けて紹介します。【大久保貞利】 方位磁石を操る地球磁場(地磁気)は、北極と南極を結ぶように存在している。地磁気は見えない。野生生物たちはそれを身体で感じ、地磁気に反応する。地磁気はある種の生命の神秘である。 渡り鳥や...
経済産業省資源エネルギー庁(エネ庁)は、スマートメーターをオプトアウト(拒否)する需要家(電力消費者)に対して、44,000円を徴収する有料化方針を決定しました。拒否をし続けると、メーターの交換(一般的には10年ごと)のたびに44,000円を徴収し続けるとのことです。経済産業大臣の諮問機関の下に置かれている委員会で決定されたのですが、同庁電力・ガス事業部...
大磯町役場 事業者が携帯電話基地局の設置などをしようとするときに、事前に周辺住民へ説明会を開くことなどを義務付ける条例の制定を求める請願が3月17日、神奈川県大磯町議会で全会一致で採択されました。自宅のすぐ脇に基地局が建設されてから自身と娘さんが体調を崩し、同町内からの引っ越しを余儀なくされた村越史子さん(会報第140号参照)が粘り強く町議らへ働き...
5Gの新電波4.9GHz帯をソフトバンクへ割り当て 総務省は2024年12月13日、第5世代移動通信システム(5G)の新しい周波数である4.9GHz帯の割り当て先を、唯一応募したソフトバンクにすると認定した。この周波数帯は現在、665の事業者などによって、高速道路の交通監視・保守整備や、地下鉄の路車間の映像・データ伝送など、様々な用途で使われている...