中高生約1万8千人を対象にした調査で、夜間、消灯後にメールや通話のため携帯電話を使う頻度が高いほど、心の健康状態が悪い傾向がみられるとの結果を、東京都医学総合研究所の西田淳志主任研究員(精神保健学)らのグループがまとめ、英国の専門誌に発表した。2008~09年に三重、高知両県の中高生にアンケートを実施。中学生では「全く使わない」グループに対し「時々使う」グループは不健康群のリスクが1.34倍、「毎日使う」グループは1.65倍で、高校生もそれぞれ1.15倍、1.54倍だった。(10月28日共同通信)