都会より田舎の方が携帯電話のリスクは高い

スウェーデン・ハーデル博士の論文で田舎のほうが強いマイクロ波を出すためと

田舎のほうが脳腫瘍発生率が3倍高い
 2005年5月17日発行・労働環境医学ジャーナルで、スウェーデン・エレブロ大学のレナート・ハーデルとクジェル・ハンソン・ミルド両教授が発表した研究結果が注目を集めている。
 この内容は、田舎(地方)でデジタル式携帯電話を使う人のほうが、都会(市街地)で同じ式の携帯電話を使う人より、脳腫瘍(悪性・良性ともに)発生率が3倍も高い、というのである。
 研究は1997年1月から2000年6月までに、スウェーデン中央部に住む、脳腫瘍に罹った20歳~80歳の1429人と、それらの患者に見合った1470人の健康な人を対象に調査したものだ。対象者は古いアナログ型と新しいデジタル型それにコードレステレフォンを使った人だ。
 なお5年以上携帯電話等を使った人同士の比較では、田舎の人は都会の人より4倍脳腫瘍リスクが高いと出た。

中継塔が少ないと携帯電磁波強くなるためという
 ハーデルはこうした結果が出た理由として次のように語った。「田舎では携帯電話中継基地局の数が少ないため携帯電話に届く電磁波量は都会より小さい。そうなると、携帯電話側の電磁波が強くなるというのが、携帯電話と中継塔間の仕組みだ。反対に言うと、都会では中継塔が数多くあるため中継塔側からの電磁波量は強く、それだけ携帯電話の側の電磁波は少なくなる。そのためにこうした結果が出たと思える。アナログ式はどこでも同じ量の電磁波である。」
 市民団体・パワーウォッチのアラスデア・フィリップスは「相手が電話に出るまでは、電話は頭から離したほうが電磁波被曝が少なくて済む」と語った。【渡海伸】

原文:Nic Fleming “Tumour risk for rural mobile users” 2005年5月18日 The Telegraph


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