スマートメーターの何が問題か

網代太郎[著]
緑風出版
B6判/180頁/1600円
2016年8月発行
ISBN:978-4-8461-1614-9

脱原発・電力小売り自由化のためには不可欠なのか?
スマートメーターによる健康影響、監視社会化を考える!
 2016年4月からの電力小売り自由化で一般家庭も電気を買う会社を選べるようになりましたが、電気を買う会社を変更する「スイッチング」をするとスマートメーターがなかば自動的に設置されます。しかも国の方針のもと、電力会社はウソついたりや脅迫まがいのことまでして、スマートメーターを「全戸」に事実上「強制」しようとしているのです。
 しかしこのスマートメーターから発する電磁波による健康影響や生活を監視する道具になりうるので、海外では消費者団体などが全戸設置への強い反対運動を展開するなど、社会問題となっています。またスマートメーターに替えないと「スイッチング」ができないというわけではないのです。
 本書はスマートメーターのさまざまな問題点を考え、どうすればいいのかを提案します。

■内容構成
はじめに
第一章 スマートメーターとは何か
 電気メーターの種類
 スマートメーターの表示の見方
 スマートメーターの機能
 スマートメーターの「メリット」
 スマートメーターによる節電への疑問
 スマートメーターの通信網
 スマートメーター情報の処理システム
 スマートグリッド
 スマートコミュニティー
 「全ての需要家に導入」
 再エネ導入にスマートメーターは不可欠か
 「スマートグリッド」で良いのか
 産業振興のためのスマートメーター
 省エネ法の改正
 東京電力の「仕様見直し」
 ガス・水道メーターのスマートメーター化も

第二章 スマートメーターの懸念される問題点
 プライバシーの侵害
 生活を監視される
 大停電
 プエルトリコでスマートメーターをハッキング
 電磁波による健康影響
 米国のスマートメーターによる健康被害
 オーストラリアのスマートメーターによる健康被害
 国内のスマートメーターによる健康被害
 環境を整えたはずのアパートで
 スマートメーターの通信方式
 スマートメーターからの電波
 コンセントレーターに近いほど増える電波
 電波はどれくらいなら安全か
 海外では電波へ対策
 健康影響事例と比較すると
 PLC方式の電磁波

第三章 スマートメーターを拒否する市民
 市民団体が東電へ質問書(2013年)
 市民団体が東電と会談(2014年)
 市民団体が東電へ質問書、再びの会談(2015年)
 市民団体が東電以外の各電力会社へ質問書
 市民団体が経済産業省と会談(2014年)
 市民団体が経済産業省と再び会談(2015年)
 アナログメーター存続をもとめる署名5000筆超を提出
 黙っていれば、勝手にスマートメーメーターに
 スマートメーターをアナログメーターに戻す
 電力会社のウソ
 子メーター
 スマートメーターを拒否するには

第四章 海外のスマートメーター
 米国--スマートメーター撤去希望相次ぐ
 カリフォルニア州--健康影響懸念からアナログメーター選択可能に
 欧州
 フランス--自治体や住民団体などが反対
 イギリス--経営者団体がスマートメーター計画廃止などを提言
 オランダ--プライバシーなどを懸念、選択制に
 ドイツ--スマートメーターの費用対効果に否定的評価
 スウェーデン--電波が不安な需要家に強制せず
 オーストラリア--1州を除き大規模導入の計画なし

第五章 電力自由化とスマートメーター
 電力小売全面自由化とは
 送配電は独占のまま
 発送電分離
 新電力契約後も電力会社が検針
 スイッチングにはスマートメーターが「必要」な理由
 ロード・プロファイリング
 同時同量支援データ
 「スマートメーターを拒否しても契約可能」

おわりに アナログメーターを選ぶ権利を
 「望まない需要家への対応は、必要に応じて今後検討」
 異常な現状から、当然の権利へ


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