JR西日本からの回答

平成26年8月11日

電磁波問題市民研究会
大久保 事務局長 様

西日本旅客鉄道株式会社
JR西日本お客様センター
マネジャー N

 拝啓残暑の候、時下益々ご清祥の段、お慶び申し上げます。
 いつもJR西日本をご利用いただきまして、ありがとうございます。
 いただきました貴重なご意見に対し、ご回答させていただきます。

 当社では、総務省の「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」に基づき、優先座席付近では終日携帯電話の電源をお切りいただく取り扱いとしてきました。

 しかし、携帯電話が発する電波が植込み型医療機器に影響を与える距離が短くなったという調査結果から、平成25年1月に総務省の指針が改正されました。また、従来の通話からメールやインターネットなどのデータ通信が中心となりつつあることや、緊急地震速報の受信など携帯電話が緊急時の非常通報ツールとしても活用されるようになっていることなど、携帯電話の主な利用形態の変化に伴って、優先座席をご利用のお客様からも携帯電話を使用させてほしいといった声が寄せられるようになってまいりました。

 こうした状況を踏まえ、医療関係者や植込み型医療機器の利用者へのヒアリングを、当社を含めた関西の鉄道各社と共同で行った結果、携帯電話が医療機器に近づいたとしてもすぐに正常作動に戻る程度の影響であるにも関わらず、終日携帯電話電源オフを呼びかけることでかえって携帯電話の電波のリスクが過剰に評価され不安になるとのご意見を頂きました。一方で、混雑時には一定の配慮が必要であるといったご意見も頂いていることから、これらのご意見より、当社の京阪神エリアにおいては車内での携帯電話の取り扱いを「優先座席付近では混雑時には電源をお切りいただく」に変更することとしました。

 なお、携帯電話の電源をお切りいただく「混雑時」とは、「お客様の体同士が触れあう程度」を指しております。当社では関西の鉄道事業者共通で作成したポスターの掲出に加え、朝と夕方のラッシュなど車内が混み合っている時間帯を中心に、車掌による車内放送でご案内しております。

 上述の通り、今回の変更に関しましては、総務省の指針変更に基づき、利用者の意見も踏まえて関西の鉄道各社と共同で実施したものです。鉄道のご利用マナーに関しては、様々なご意見やお考えをお持ちのお客様がいらっしゃるのが実情です。その中で鉄道会社としては、できるだけ多くのお客様のご理解をいただきながら、快適にご利用いただけることを考えております。様々なマナー啓発活動につきましては、公的な基準や世論の動向などを考慮しながら、進めさせていただいております。今後とも引き続きご理解・ご協力いただきますようお願い申し上げます。

 このたびは、貴重なご意見をいただきましてありがとうございました。今後ともJR西日本をご利用いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 末筆となりましたが、電磁波問題市民研究会の皆様の、今後ますますのご健勝をお祈りいたしております。

敬具

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