電気メーターは再使用される

 スマートメーターへの交換の連絡を受けた人が「スマートメーターでなく、従来型のアナログメーターに交換してほしい」と電力会社側に求めたり、また、スマートメーターに交換されてしまった人が「アナログメーターに戻してほしい」と求めたとき、電力会社側は、しばしば「従来型メーターは在庫がない」と言います。
 人が良いユーザーは「アナログメーターは、もう造っていないのかな」と、あきらめてしまいがちです。
 ところで、各家庭や事業所などから回収した期限切れの電気メーターの多くはリユース(再使用)されます。
 電気メーターは、正確な測定機能を維持するために、計量法という法律によって、有効期限が10年と決められており、有効期限を超えないうちに必ず交換されます。

アナログメーターは30年使える
 日本電気計器検定所発行のパンフレット「くらしと検定No.3」には、以下のように書かれています。「期限が切れた電気メーターは、その多くが再利用されています。オーバーホール(分解、洗浄、部品交換)をして、その後検定を受け、合格したものだけが再度検定有効期限まで使用されます。このサイクルが繰り返され、一般家庭の電気メーターは、トータルで30年程度使用されることになります」。
 交換時に新たに設置される別のメーターは、製造したての新品とは限らず、以前、別の家庭で使用されていた中古メーターである場合があるのです。
 というわけで、仮にアナログメーターの製造をやめたとしても、そのことが、アナログメーターの供給ストップには必ずしも直結しません。
 全国的に見れば、有効期限満了による交換の際に、まだアナログメーターに交換されている地域も多く、「在庫がない」というのは、少なくとも現時点においては電力会社側によるウソだと言えるので、だまされないよう注意しましょう。
 ただし、実際に、アナログメーターの製造をまったくやめてしまえば、中古品がなくなる約30年後までには本当に在庫切れになるでしょうし、リユースのためのオーバーホールをやめてしまえば、それよりも早く在庫切れになるわけです。私たちの声によって、アナログメーターの供給を続けさせることが必要です。【網代太郎】

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