電磁界医学学会2021とそのPreconference(前学会)より 電磁波過敏症がノセボ効果ではないこと 電磁波の健康影響について

山口みほさん(久留米大学非常勤講師、電磁波研会員)

 山口みほさんに会報第130号でご紹介いただいた「電磁界医学学会2021(The EMF Medical Conference 2021)」での発表内容について、山口さんに、さらに詳細にご報告いただきました。発表内容は、同学会のウェブサイトに掲載の動画でご覧いただけます(有料・英語)。なお、見出し、小見出しは編集担当が追加したものであり、学会報告のタイトルではありません。


 この学会でも複数の科学者/医師が指摘しているように、政府と企業が癒着して、害が科学的に明らかになっても無視したり、電磁波過敏症の症状をノセボ効果のせいにしたりしていますが、実は研究論文の多くが電磁波は有害と結論づけているのです。また、企業から資金提供を受けている研究が公正でない場合が多い事も指摘されています。
 なお、本来薬としての効果を持たないものを投与されて何らかの改善が見られることをプラセボ効果と言い、逆に本来有害でないものを投与される等して有害事象が現れることをノセボ効果と言います。
 電磁波過敏症の症状がノセボ効果によるものではない事や、過敏症であるかないかに拘らず、電磁波による健康影響が起きる事が、EMF Medical Conference 2021とそのPreconferenceでも多数指摘されています。その中から一部をご紹介します。

血液、心臓、自律神経への影響 マグダ・ハヴァス教授

1.Dr.Magda Havas(カナダのトレント大学環境学部名誉教授 EMF Medical Conference 2021の共同議長)のPreconferenceにおけるプレゼンテーション

二重盲見法による曝露実験
 Dr.Magda Havasによると、電磁波過敏症の人は電磁波曝露により動悸、不整脈、胸の痛みや圧迫感、血圧が低い、或いは高い状態になるなど心臓に影響が出る場合があります。そして、これを調べるための実験の一つについて、Dr.Havasは説明しました。
 WiFiと同じ2.4GHzのコードレスフォンを使っての実験です。コードレスフォンは使っていない時も無線周波を出しているので、これが用いられたとのことです。ICNIRPや米国やカナダの規制値は、2.4GHzの場合、1000μW/cm2です。実験では2.4GHz、3μW/cm2のコードレスフォンを用い、曝露時間は1区間3分でした。
 実験者Dr.Jeffrey Marrongelleと被験者のどちらも、いつ無線が出ていて、いつ出ていないかを知らされていない二重盲検法で実験が行われました。
 その結果(図1)、被験者Aは区間3と4でコードレスフォンの電磁波に晒されても何の変化もありませんでした。71とか70とかいう数値は、各区間での心拍数です。一方、被験者Bは3と5の区間でコードレスフォンの電磁波に曝露。その時、心拍数が急速に高まり、不規則になったので、被験者Bは電磁波過敏と言えます。

図1

身体、心、感情、行動に影響
 学校のそばの携帯基地局や学校のWiFiに晒された場合、教師や生徒はストレスが溜まり、身体、心、感情や行動に影響が出てくるおそれがあると、Dr.Havasは述べました。
 Dr.Havasは、2005年の論文「1989から1998年の米国の思春期と若い成人の、病院外での心臓死(Out-of-Hospital Cardiac Deaths in Adolescents and Young Adults in the United States, 1989 to 1998)」の内容を示しました。それによると、1989/90年と1997/8年の比較で、思春期から若い成人の病院外での心臓死による死亡件数は、男性においても女性においても11~33%増加しました。
 実は1969年に既に、ラジオ無線週波(高周波)が心臓に影響を及ぼすことが明らかになっていたと、Dr.Havasは指摘しました。「職業衛生の観点から、(職場環境の)調査者等は、無線周波への曝露に係わる職業から人々を排除する為に(排除すべき人々を見分ける為に)、心血管の異常をスクリーニング基準として用いることを推奨した」。
 2013年に「ワイヤレステクノロジーからの無線周波は血液、心臓、そして自律神経に影響を与える(Radiation from wireless technology affects the blood, the heart, and the autonomic nervous system)」ことを、このタイトルの論文で、Dr.Havasは明らかにしました。
 Dr.Havasによる実験で、WiFiに10分晒された後に赤血球の連銭形成(血液ドロドロの状態)が起きました。こうなると血の巡りが悪くなり、酸素を運ぶ能力が下がり、不要物の除去能力が落ちてしまいます。そして、頭痛、疲労、めまい、集中困難、しびれ、刺痛、四肢冷感、心臓や血圧の問題、心臓発作(heart attack)や脳卒中(stroke)が起きる場合もあるとのことです。全米脳卒中協会(National Stroke Association)(2013年)によると、実際に、若い成人において脳卒中が増えており、虚血性脳卒中になった人の15%は若い成人と思春期の人達である、とDr.Havasは説明しました。
 さらに、学校のWiFiは家庭のWiFiよりさらに危険だとDr.Havasは述べました。何故ならWiFiがより強い、アクセスポイントが多い、使用者が多い、常時オンになっている、傍に他の人のパソコンやタブレットがあるからです(図2)。

図2

 カナダでは毎年約8人の若者が心停止しているとのことです。シムコ郡で学校(複数)にWiFiを導入してから、多くの生徒たちが学校にいる間、気分が悪かったり、動悸がしたりすると訴え、家に帰ると治りました。2008年、10歳の少女が体育館で死亡。2009年、13歳の少年が、除細動器で蘇生、その後ペースメーカーを着けるようになりました。2010年、15歳の少年が心肺蘇生法で蘇生。これらは決して心因性ではないと、Dr.Havasは述べました。
 金属はラジオ周波電磁波を反射したりブロックしたり、集中させたりする。身体の外や中に装着する金属についてもそれがあてはまる。虫歯の詰め物、歯列矯正器具などに電磁波が集まって、それが脳に反響することがある。歯列矯正器具を装着していて、学校の廊下のWiFiベースステーションの近くで何度も気絶する生徒を知っていることも、Dr.HavasはPreconferenceで説明しました(図3)。

図3

 EMF Medical Conference 2021の他の発表者も、医療上どうしても必要なものは仕方ないが、金属を身体に使わない方がよいという話をしました。
 また、虫歯の金属の詰め物に関しては、当学会でDr. Riina Bray(カナダ、トロントのEnvironmental Health Clinic,Women’s College HospitalのMedical Director)から、詰め物から出る化学物質により影響を受ける場合があるという話があり、「毒性や免疫反応性を持つ水銀、酸化鉛、金、チタン(チタニウム)を取り除くよう強く勧める(二酸化ジルコニウムはOK)」ということでした。そして、「詰め物を取り除く際は、その過程でその化学物資に晒されて却って症状が悪化する事がないように予防措置を講じて行うべし」とDr.Riina Brayより注意がありました(医療従事者向けの学会なので)。
 Dr.Erica Mallery-Blytheも「アマルガム(水銀と他の金属との合金)を歯から取り除く際に、それに晒され、その後、電磁波過敏症になったという話をよく聞く。また逆に、アマルガムの詰め物があると、それが電池のような働きをして影響を及ぼすこともある」と述べました。

電磁波過敏症はノセボではない マレリーブライズ博士

2.Dr.Erica Mallery-Blythe(PHIRE – Physicians’ Health Initiative for Radiation and Environment(「医師による放射線と環境の健康イニシアティブ」の創設者でありディレクター[英国])のEMF Medical Conference 2021におけるプレゼンテーション

 電磁波過敏症がノセボ効果でないことは実験で既に証明されている、とDr.Erica Mallery-Blytheは述べました。
 Dr.Mallery-Blytheは、2011年の論文“Electromagnetic Hypersensitivity: Evidence for a Novel Neurological Syndrome”を紹介し、その概要に「心理作用が原因となるような事を合理的に排除した条件下において、被験者は意識しない電磁界曝露に対し、統計的に信頼できる身体的反応を示した。電磁波過敏症は、正真正銘の、環境によって誘発される神経学的症候群として起き得る」と記載されていることを示しました。

誘発試験がうまくいかない場合の理由
 Dr.Mallery-Blytheは、誘発試験がうまくいかない場合がある理由の一部として、実験者が以下の事実を知らない事が挙げられる、と述べました。すなわち、
・これは線形反応ではない(比例して起こる反応ではない)という事実。
・これはTime lockedな反応ではないという事実。
・非常に弱い磁界が引き金になり得るという事実。
・累積或いは遅延反応があり得るという事実。
 私(山口)は、Dr.Mallery-Blytheご本人に質問して、以下の通り教えて頂きました。
・「Time lockedな反応ではない」というのは、毎回一定の時間差で反応が起きるものではない、という意味である。
・「Time lockedではない反応」と「遅延反応」という言葉のニュアンスの違いについては、遅延する場合のうち、毎回、決まった時間遅れて反応が出る場合はtime lockedであると言えるが、遅延する時間がまちまちな場合はtime lockedではない。
 また、Dr.Mallery-Blytheは電磁波過敏症を4つの段階に分類していて、その段階(ステージ)によって異常がわかりにくかったりすると説明しました。
・ステージ1は初期の、症状が穏やかな段階。
・ステージ2は中ぐらいの症状と共にしばしば激しい症状も見られる段階。ライフスタイルが変わる。
・ステージ3は激しい症状が出る状態。たいがい、EMF(電磁界)曝露すると直ちに症状が出る。ライフスタイルを激しく変えなければならない。
・ステージ4はEMF曝露を避けたりその他の対策をして、症状がある程度、或いは完全に緩和している段階。激しいリアクションが前より少なくなっている。激しい症状が無い為に、累積症状或いは遅延症状がよりわかりやすくなる。
 そしてステージ3と4では異常が発見されやすく、ステージ1と4ではまだ初期で症状が軽い、或いは緩和している為、異常がわかりにくい、とのことでした。

カリフォルニア州の消防士たちに過敏症 シンディ・ラッセル博士

3.Dr.Cindy Lee Russell(「安全なテクノロジーを求める医師団(Physicians for Safe Technology)」の事務局長)の EMF Medical Conference 2021におけるプレゼンテーション

 Dr.Cindy Lee Russellによると、カリフォルニア州の消防署に携帯電波塔が設置されてから、1週間以内に消防士たちが電磁波過敏症の症状を報告しました。消防士たちは頭痛、激しい疲労、不眠、説明出来ない怒り、不安、深刻な記憶の喪失を訴えました。複数の消防士たちが慣れ親しんだ街で道に迷ったり、心肺蘇生法を忘れたりして大きな問題になりました。
 国際消防士連盟(IAFF)は、2004年8月に、「米国とカナダに全土において消防署に携帯基地局を設置する事については、さらに研究をする事と、設置を一時禁止する事を求める」というResolution 15(決議15)を採択しました。この決議では、以下の通り指摘され、その後にエビデンスが多数リストアップされています。「ラジオ周波数/マイクロ波電磁波の非熱効果の存在を示す、国際的に認められた科学的エビデンスが数多くあります。目下の争点は、このようなエビデンスが存在するか否かではなく、そのエビデンスにどれほどの重きをおくか、という点にあるのです。」[1]
 カリフォルニア州の消防署は現在、カリフォルニア州法(AB57-2015)により、携帯電話基地局設置から免れています。

電磁波過敏症の診断と仮説 グンナー・ホイザー博士

4 神経毒性学者Dr.Gunnar HeuserのEMF Medical Conference 2021におけるプレゼンテーション

 上記のIAFF(国際消防士連盟)における決議15の通過には、Dr.Gunnar Heuserが行ったカリフォルニアの消防士さん達の脳スキャンも貢献したと、学会の司会者が言及しました。
 Dr.Heuserはこれまで数千人の化学物質に曝露した患者と数百人の電磁波曝露による患者を診てこられました。

図4

WiFiのある学校の生徒の皮膚が赤くなる
 Dr.Heuserは、電磁波が皮膚にも影響を及ぼすことに言及され、WiFiのある学校の生徒が、学校に行ってWiFiがオンになる度に顔が腫れて赤くなり、手足も腫れ、家に帰ると治まってくる、という事例を紹介されました(図4)。Dr.Heuserご自身も、腰の手術後、携帯電話をズボンのポケット(ちょうど手術の傷がある場所)に入れていたら、傷がいつまでも治らず、ポケットに入れて持ち歩くのを止めたら治ったというエピソードを話されました。それがEMFの健康影響を研究するきっかけの一つとなったそうです。
 この学会では、病院でWiFiを使う事の危険性についても複数の医師が指摘し、また、電磁波過敏症で病院に行けない人達がいて、命が脅かされているという報告もされ、病院はWiFi禁止に(せめて禁止ゾーンを)という強いアピールがなされました。電磁波は免疫を下げ、発癌リスクを高めることも解っていますが、日本では「病院に無料WiFiを」という活動があって非常に問題です。
 

 

図5

キンドリング効果
 Dr.Heuserは、この学会のプレゼンテーション中で「Kindling Effect (燃え上がり効果)」という現象について説明しました。
 例えば動物実験で、非常に弱い電磁波を一瞬浴びせても、何の影響も見られませんが、それを繰り返すと10回目或いは20回目とかに突然、seizure(発作)を起こして倒れたりします。非常に小さい刺激が重なった後に発作が起こるのです。患者達が非常に小さい量の電磁界或いは化学物質に繰り返し曝露した後に、病気、深刻な病気、発作をを起こすことを説明するにあたって、このKindling Effectを用いることが出来るかも知れないと、Dr.Heuserはおっしゃいました。
 Dr.Heuserによると、EMFに敏感な、そしてEMFに曝露した人は様々な症状を示します:頭痛、失見当識、混乱、鬱を含む人格の変化、記憶障害や認知障害、実行機能やマルチタスクの障害、反応時間が遅い、ADD(注意欠陥障害)、末梢神経障害(知覚神経、運動神経、自律神経)。
 さらなる症状として、聴覚障害や耳鳴りを含む耳の問題、粘膜や皮膚の炎症、息切れ、GI値の問題、性欲の低下、慢性疲労、慢性疼痛、老化の促進、その他。
 Dr.Heuserが診てきたEMFの問題を持つ多くの患者が―数百のEMF患者を診てきたが―これら複数の症状を抱えているといいます。そして、「これは心理的な問題ではなく、実際の問題である事を認識することが重要だ」「我々の示す症状リストはEMFに曝露した患者だけでなく毒性を持つ化学物質により傷ついた患者にも当てはまる」とDr.Heuserは述べました。

脳を調べて異常が見つかる
 図5は化学物質に曝露した患者のSPECT SCANです。SPECT(単一光子放射断層撮影)は、放射性物質を体内に入れて、それから出る放射線を測定して断層画像にする方法です。グレイがノーマルな状態、青い部分が機能に障害がある事を示し、赤い部分は機能が過剰になっている事を示しています[編注:この会報の発行時に電磁波研のウェブサイトに図4~図6の画像を掲載いたしますので、モノクロ印刷である会報通常版(紙の会報)の読者の方は、そちらをご確認ください]。この患者は多くの問題を抱えており、その中に認知障害や記憶障害が含まれています。
 Dr.Heuserは、前述の、消防署の入口に2Gまたは3Gの携帯タワーが設置されてから病気になった消防士達を診察しました。彼らはみな(携帯タワーによる電磁波曝露の前は)全く健康で、検査でも、健康状態良好との結果が出ていた人達でしたが、今(電磁波曝露後に)頭痛や認知障害を持つようになり、運転中も道がわからなくなってしまうようになりました。病気(特に神経学的問題)になったのです。この内6人の消防士についてSPECT SCANを行い、その全員の脳に異常が見られたとのことです。図6は、6人の内1人の画像です。青い部分と赤い部分があります(色の解釈は図5と同じ)。この画像の人も激しい頭痛や認知障害を含む神経学的問題を持つようになったと説明がありました。

図6

 また、この学会のSessionで、Dr.Heuserは、「化学物質に曝露した人と、EMFに曝露した人、そしてその両方に曝露した人の脳スキャンを見た場合、区別がつきますか」というDr.Havasの質問に対し、「区別出来ない、それらは非常に似ている」と答えました。
 Dr.Heuserは、消防士とは別の電磁波過敏症患者10人の脳に異常が見られた事についてもプレゼンテーションで解説されました。この10人は全員、機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)による脳スキャンの検査結果が、同じような異常を示していました。従来のMRIでは脳の構造しか見られませんでしたが、fMRI(functional magnetic resonance imaging機能的磁気共鳴画像法)では、酸素代謝や血流動態に基づいて、脳のどの部分が活動しているかを示すことができます。
 fMRIによりコネクト―ム(神経細胞が繋がることでできた神経回路/神経の連絡性)を見ることができますが、hyper connected(繋がりが過剰になっている)というのが放射線技師の診断結果であると、Dr.Heuserは説明しました。
 Dr.Heuserはまた、電磁波過敏を持つ人達の脳の体積変化を示し、体積が減っている事を明らかにしました。脳神経が過活動になると、そのエリアの体積が一旦増え、過活動が長く続くとその後体積が減っていくという仮説を紹介しました。
 脳のどこがどのように体積変化したか、ある患者を調べた例が示されました。海馬が小さくなっていること、さらに左右を比較すると、左の海馬が右よりもずっと小さくなっていました。また、後頭葉も小さくなっており、さらに左右を比較すると、左が右よりもずっと小さくなっていました。これらの理由については、今後さらに研究が必要との事でした。
 この患者はlineman、つまり電信柱にのぼって電気を扱う作業をする人でしたが、数年間その仕事をしていて突然seizure(発作)を起こして倒れました。このように、人間の場合も先程説明した動物実験の場合と同じように、何の影響も無いように見える状態が続いた後、突然症状が出たりするのだと、Dr.Heuserは述べました。
 また、Dr.Heuserは、以下のように述べました。「我々の患者のなかに化学物質に繰り返し曝露した経験を持ち、その後数年たってからEMFに敏感になった患者が大勢いることは注目すべきである。神経毒性を持つ化学物質曝露とEMF曝露がどちらも血液脳関門にダメージを与えるというのは、しっかりと確立された事実である。この類似だけでなく、EMF曝露と神経毒性を持つ化学物質曝露が同一の人に起きた場合に特に有害な作用が起きる事があるという事に注目することが重要である。私は、Toxic Encephalopathy(中毒性脳症)を次のように定義する:溶剤、殺虫剤、ガス、香水、カビ毒、重金属、そしてEMFs(電磁界)に神経毒的曝露をした後に、認知や記憶の働きに障害が起きた成人や子供」。EMF曝露と化学物質暴露は、全く同じように作用して問題を起こし得るのです。

科学と思いやりをもって癒やす
 以下は、グンナー先生による結びの言葉です。「科学と思いやりをもって癒す、というのが私達のモットーです。思いやりが非常に大切です。何故なら、電磁波過敏症/化学物質過敏症/或いはその両方の患者はしばしばクレイジーと思われたりするし、彼らの主張を支持する医師もクレイジーと思われたりする事があるからです。それで私達は、これらが(気のせいではなく)実際にある問題であることを客観的に示す方法を探し出したのです。私達はこれからもこの分野で仕事を続け、これらの人々を出来る限り助けて行きます。Thank you.」
 以上、EMF Medical Conference 2021とそのPreconferenceの発表より一部分をご紹介しました。他にも電磁波の健康影響を示す数々の研究結果が示されました。
 引用を許可して下さったEMF Medical Conference 2021、また、発表された方々、この会の開催に尽力された方々お一人お一人に、心より感謝申し上げます。

[1]CELL TOWER RADIATION HEALTH EFFECTS

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