iPhoneのWi-Fiとブルートゥース「未接続」にご注意

https://www.pupuru.com/blog/application/iphone-shortcuts-app より

 昨年10月、ある電磁波過敏症(EHS)の方から「iPhone SEを機内モードにして、Wi-Fiをオフ、ブルートゥースもオフにしたが電波が弱くならないので、困っている」とのご相談をいただきました。筆者が調べても原因が分からなかったのですが、この方はご自身で原因を突き止め、筆者に教えてくれました。
 この方は、iPhoneのホーム画面を上にスワイプすると出現する「コントロールセンター」で、Wi-Fi、ブルートゥースのオン、オフを切り替えていました。そして、①古いiPhoneはコントロールセンターで「オフ」に出来たが新しいiPhoneでは「オン」と「未接続」の切り替えだけできる、②「未接続」は「オフ」と同じ意味ではなく「未接続」中も電波が出る、③コントロールセンターではなく設定画面から進むと「オフ」にできる-ことに、この方は気付いたのです。
 筆者がネットで調べたところ、iOS11で、このような変更がなされました。未接続にすると、対応機器との接続は解除されますが、アップル社が提供する「AirDrop」「アップルウォッチ」などへの接続は維持されるそうです。
 最近、別のEHSの方が「新しいiPhoneは機内モードにしても電磁波が強い」とおっしゃるので、その方へ上記の情報をお伝えしたところ、やはりこの方も「未接続」にしていたことが分かりました。
 アップル社としては、iPhoneと自社の製品・サービスとの連携強化のために「工夫」したのでしょうが、紛らわしい機能を加えたときには、もっと分かりやすく周知させないと、迷惑です。
 なお、iPhoneは機内モード中でもWi-Fiやブルートゥースをオンにできます(機内モード中でも電波が出る状態にしてしまえます)。一方、アンドロイドは機内モード中は、Wi-Fiとブルートゥースはオフのままだそうです(ただしブルートゥースイヤホン使用時や、バージョンなどによる例外あり)。【網代太郎】

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